罪ー小・大|9月21日のことです。
Release: 2018/09/23 Update: 2018/09/23
罪ー小・大
君の悪を長ずるは罪小なり。君の悪を逢ふるは其の罪大なり。(告子下七章)
きみのあくをちょうずるはつみしょうなり。きみのあくをむかうるはそのつみだいなり。(こくししもななしょう)
【訳】
主君の悪事を諫めもでず、ますます増長させてしまうことは、家臣として罪であるが、其の罪はまだ軽い。主君をそそのかして悪事を行うように仕向けることに至っては、その罪は極めて重大である。
9月21日の孟子一日一言の言葉です。
これはたしかにそうです。
主君をそそのかす。
そういう家臣は過去にもたくさんいたと思います。
そしていずれは自分がその座にとって代わろうとするようなことが。
権力というのはおそろしいものです。
だめな主君というのもあると思いますが、やはり道理を理解することが大切ですね。
関連コンテンツ
一朝の患なきなり 自ら反して忠なり、其の横逆由ほ是くのごとくなれば、君子は曰はん、(中略)此れ亦妄人なるのみ、此くの如くんば則ち禽獣と奚ぞ撰ばん、禽獣に於て又何ぞ難ぜんと。是の故に君子は終身の憂ありて…
礼・義を以て 孔子は進むに礼を以てし、退くに義を以てす。(万章上八章) こうしはすすむにれいをもってし、しりぞくにぎをもってす。(ばんしょうかみはっしょう) 【訳】 孔子は進んで仕えるにも、退いて去る…
継ぐべきを為す 業を創め統を垂るるには、継ぐべきを為すなり。(梁恵王下十四章) ぎょうをはじめとうをたるるには、つぐべきをなすなり。(りょうのけいおうしもじゅうよんしょう) 【訳】 (君子たる者は)事…
教へて改めずして而る後に 子、以為へらく、王者作るあらば将に今の諸侯に比ねて之れを誅せんとするか。其れ之れを教へて改めずして而る後に之れを誅せんとするか。(万章下四章) し、おもえらく、おうじゃおこる…
今日の孟子はしばらく移動します…