考の道|11月9日
Release: 2019/11/09 Update: 2019/11/09
考の道
どんな境遇の人でも親によって成長しないものはない。にもかかわらず、最も低いレベルにあるのもまた、親に対する考のみちであろう。
或る者は大変親に世話になっていると考え、他の者は親はカタキでこそあれ、けっして恩人ではないという。
はたして親の子に対する仕打ちには、甲乙があるものだろうか。私はただその親より受けためぐみを「知らぬだけ」と断言する。皆それぞれに全をつくして、子を思っている。これを、分量や期間や貧富などですべきではない。
11月9日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
おはようございます。
何か不足しているのでしょうか。
というほど悲しい事件が起きている気もします。
豊かな世の中になって今までとは違いことが起きていくのでしょうか。
5G時代になりさらに高速で通信できたりIOTで便利になることが当たり前になっても人間は変わらぬ真理があることをどう教育していくかということが大事なんでしょうね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
大きい動きにのる 人生は一つのリズムに乗って生活している。 大きい動きに、のることである。そのときそのとき、天候気候・自然・人事・心の動きのただそのままに、すべての現象に泰然として乗り、自若として居る…
人の本性 平和な日常の生活、それは物がなくてもは一日も一分も生きて行けない生活(と考えられる)、これは実は、錯覚の生活である。 心に何の憂いもなければ、たとえ水を飲んで暮らしていても幸福である。 苦し…
男の心意気 仕事にかかる時は、帯を締め直さねばならぬ。太古の人たちは、野山で切り取ったかずらを腰に結び、平安朝時代のみやびおは石で飾りをつけた帯を束帯の上にしめた。 帯が地肌にしめられたものが「ふんど…
仕事は自己向上の場 わが命はどこにあるのか、わからぬ。が、もの思えばそこに生命があり、体を動かせばそこに生命が動く。 酒色におぼれてうつつをぬかせば、己はすでにそうした生命であり、ハンマーをとりクワを…
芸術道は鍛錬道 すべて我が国に生まれた芸術道は、いずれも捨我精進の鍛錬道でないものはありません。我が書道もまた、至純なり滅私錬成の芸術道であることは、いうまでもありません。 まず、机の前に端座する、筆…