自然の均衡|6月26日のことです。
Release: 2018/06/26 Update: 2018/06/26
自然の均衡
紀州にある郡に、神社の合祀が流行しました。その時、小鳥学者の川口先生は、火のようになって反対しました。「宮の森は、小鳥のねぐらである。宮をこぼち木を切れば付近の村々は、害虫に困らされるぞ」
その後幾年もたたぬうち、曇り日が続いておそろしく虫の害をうけたことがありました。
自然界は、精かく平均がとれて、これが破れると、一方に傾いてきます。
益になる鳥や虫を可愛がると、害虫をおさえて、よい作物ができるわけです。
6月26日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
神社を維持するということはとても大変でしょうから合祀も致し方ないということもあるんでしょうね。
全国で80000以上もあるそうです。
その神社を維持管理するだけももの凄いですね。
神社というのは神聖な場所で林や森のような部分を持つ神社も少なくないです。
自然を残すということも大切ですね。
しかし、これから先のことを考えると管理するのは大変だと感じます。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
あいさつで絆を結ぶ 人間は、二人以上一緒に暮らしていますときは、すぐにわがままが出ますので、これを一つのレールの上に乗せていくようにしなければ、うまくまいりません。このレールに乗るために、あいさつが生…
人は我が心の反映 子の欠点を改めようとすれば、その原因は子にはなく親自身にある。子を気にせず、自分を改めようと努める。 取引の相手に、金払いのよくない商人があるとすれば、これは己の金払いに対する賤しい…
2月24日の丸山敏雄一日一話(幸せになるための366話) 歌に生きる心を分解してみると、まず見ることから始まる(聞くことも同様)。 対象をじっと見るのである。そのままに、感情をまじえず、あるがままに、…
子は親の心の実演 子供は親そのままである。顔形から、身ぶりから、言語の言いぶりから、くせに到るまで・・。 だから子供の手が負えぬ、悪くて困るという時、その原因はことごとく両親にあると知って、自分を改め…
刀は魂の依代 日本の勝れた製品の中に、刀剣があります。この刀剣は、本来人を斬るものではなく、魂の寄るもの、霊をのせるもので、これを依代と申しました。 そして刀剣は同時に、工人の魂の依代であったわけであ…