芸術道は鍛錬道|8月16日のことです
Release: 2019/08/16 Update: 2019/08/16
芸術道は鍛錬道
すべて我が国に生まれた芸術道は、いずれも捨我精進の鍛錬道でないものはありません。我が書道もまた、至純なり滅私錬成の芸術道であることは、いうまでもありません。
まず、机の前に端座する、筆をもち鋒を揮う。何ひとつ、自分の今までの習慣や、自己流の持ち方動かし方は許されません。皆、古人先輩の拓き建ててくださった道に従わなければなりません。
手本の書、己の一切を没入して、古人にかえる。そこに、ほんとうの己の個性が、輝き出てくるのです。
8月16日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
芸術道というものはよくわかりませんが、職人道というのもあるかもしれませんね。
しっかりと習う。自分の我を捨て学ぶ。
大事なことです。
自分を出すのは習得してからのことですね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
まことの芸術 苦難のないところに、ほんとうの芸術は生まれない。 名優のおどりを見、大家の名画を見ると、神技自在、何のこだわりもなく、すこしの苦しみも見えないが、これこそ全く一生かけて苦しみぬいた汗の賜…
耳は「聞く」もの 耳は「聞く」ものである。聞かねば耳ではない。まともに、ありのままに、淡々として私情私意、我情我欲を挿し挟まずに、たださながらに聞く、これがほんとの耳である。 聞えても、そのままの意味…
弟子の心得 聖人たちは、当時の大衆によって、直ちに”人類の教師”としての偉大さを見出され崇敬を集めてのではなかった。 どうしたいきさつで、偉大さをたたえられるに至ったのであろうか。 それは何人かの選ば…
青年だけが、けがれない耳をもっている、正しい目がある。 欲徳をはなれて物を見、事にあたれば、きっとその善悪、正邪がはっきり分かるであろう。 もし分からぬならば、君の信ずる先輩に聞け、たよりになる人に相…
愛する心の育て方 物をはぐくみ育ててゆく根本の心は、愛です。愛とは、十分に慈光を与えて、温めてやり、見守って、自然の成長を待つことです。 それから、愛する心はどうして出てくるか。その第一番目の門は、こ…