誠に至る道
Release: 2022/11/13 Update: 2022/11/13
誠に至る道
誠に至るのは、何よりもまず自分の仕事に全力を挙げて打ち込むということです。すなわち全身心を捧げて、それに投入する以外にないでしょう。かくして誠とは、畢竟するに「己れを尽くす」という一事に極まるとも言えるわけです。
すなわち後にすこしの余力も残さず、ひたすらに自己の一切を投げ出すということでしょう。【252】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
この誠の章はいつも徳目の中の誠実の部分を深く考えることになる部分です。
となると自分の仕事の意義をしっかりと認識しないといけないのでしょうね。
職人さんなどわかりやすいですが営業でも管理職でもこの気持ちがわけば言うことなしの仕事人です。
仕事人としての寿命というのは今や75歳くらいまであるような気がします。
75まで現役で仕事をしようとなると相当必要とされないといけないわけですからこの誠の心が必要でしょう。
しっかりと誠を意識して仕事をしよう感じました。
関連コンテンツ
平常心是道 要するに平常が大事なのです。このことを昔の人は、「平常心是道」と申しています。つまり、剣を持ったり、坐禅をしている間だけが修業ではなくて、むしろ真の修業は、竹刀を捨て坐禅を解いてから始ま…
この「尚友」という言葉は、諸君らにとっては、あるいは耳新しい言葉かと思いますが、これは友を尚ぶという意味で、この言葉は読書と並べて、古来「読書尚友」というふうに使われている言葉であります。げんに松陰先…
人は一時期下積みになっても、それは将来の土台づくりであり、一時の左遷や冷遇は、次の飛躍への準備期間であり、忍耐力・持久力の涵養期として隠忍自重して、自らの与えられたポストにおいて、全力発揮を怠らなかっ…
無礼講 人間の地金は、お酒の席でよく分かるものです。いい年をしながら、宴会を無礼講だなどと考え違いをして、勝手のいい放題をしているようでは、人間も一生浮かばれないんですネ。【137】 #修身教授録一日…
忍耐の実行上の工夫としては、つねに「ここだ!ここだ!」という意識がなければできることではないのです。つまり怒りの情を爆発させて、たとえば弟妹などに対して怒りの言葉を、遠慮会釈もなく言い散らかしておい…