軽地には則ち止まること無かれ。(九地)|6月27日
Release: 2020/06/27 Update: 2020/06/27
軽地には則ち止まること無かれ。(九地)
軽地則無止。
「軽地では止まってはならない」
”軽地”とは、既述のごとく、敵の領内には入っているが、それほど深く進攻していない地域である。この地域では作戦の原則は、”止まってはいけない”ということである。止まらないくらいだから勿論駐屯してはいけない。速やかに進軍すべきである。
なぜ、敵の領土内に深く入っていけないときは停止せずに進軍を続けるべきかはよくわからない。たぶん、兵士が里心をおこすのを防ぐためではないか。
6月27日、孫子・呉子一日一言(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
里心なんでしょうかね。
どんどん進むべきとあります。
しかし2500年前もこういう箇条書きとかあったんだと孫子を読んで思います。
箇条書きは結構伝わりやすいですよね~。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
五十里にして利を争えば、則ち上将軍を蹶(たお)す。其の法、半ば至ればなり。 五十里而爭利、則蹶上將軍、其法、半至。(三十里而争利、則三分之二至。是故軍無輸重則亡、無糧食則亡、無委積則亡。) 「(以上の…
凡そ地に絶澗(ぜっかん)、天井(てんせい)、天牢(てんろう)、天羅(てんら)、天陥(てんかん)、天隙(てんげき)有らば、必ずや亟(すみ)やかにこれを去りて、(行軍) 凡治有絶澗天井天牢天羅天陥天隙、必…
我以て往(ゆ)くべく、彼以て来たるべきを通と曰(い)う。通形(つうけい)は、先ず高揚(こうよう)に居りて糧道(りょうどう)を利し。(地形) 我可以往、彼可以来曰通。通形者、先居高揚、利糧道、(以戦則利…
兵に常勢(じゅうせい)無く、水に常形(じょうけい)無し。能く敵に因りて変化し而(しか)して勝を取る者、これを神と謂う。 兵無常勢、水無常形、 能因敵變化而取勝者、謂之神。(故五行無常勢、四時無常位、日…
夫(そ)れ将は国の輔(ほ)なり。輔、周なれば則ち国必ず強し。輔、隙(げき)あれば則ち国必ず弱し。(謀攻) 夫将者國之輔也、輔周則國必強、輔隙則國必弱。 「そもそも将軍というものは、君主を輔佐する重要な…