逆境に処する態度
逆境に処する態度
逆境に対処するには、われわれは一たい如何なる心がけが必要であろうか。
それに対してわたくしに忘れられないのは「隠岐の聖者」永海佐一郎博士の言われる「幸福は最初は不幸の形をして現れるのがつねである」というコトバであって、わたくしは、これほど端的に、しかも深い真理を語られた人は少ないのではないかと思うのである。そしてこれは、博士ご自身が、その数奇な生涯を通して、幾たびとなくこの真理を身証、大認せられたが故だと思うのである。
ところで如上博士のコトバの意味するところを、普通の一般的な叙述にすれば、ほぼ次のようになるのであろう。即ちわれわれ人間が不幸に対処する態度としては、不幸を回避しようとしないで、あくまでそれを耐え抜くことによって、やがてそこには、全く思いも設けなかったようにな大きな幸福が与えられということであって、このことを示す真理性については、わたくし自身もその永い生涯の上に、これを身証体認してきたといってよいのである。
即ちわたくし自身の生涯をかえりみても、この永海博士の語られるコトバのもつ真理性は一度として例外ないまでに、その深い真理性は実証せられているのであって、ここにわれわれは、われわれ人間がこの世にいて出逢うもろもろの不幸や逆境に対処する態度を教えられているわけである。
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“幸福は最初は不幸の形をして現れるのがつねである”この言葉は実に的を得た言葉だと感じますね。
いろいろなものにこういうことは当てはまるわけです。
楽しいことも、美味しいものも、感動も。
程度はあれど逆な事柄があるから強く感じられるものですね。
若い時に何かに打ち込んで頑張った人とそうでない人は当然ながら違いがある。
まだまだこれからも快く逆境は快く受け入れようと思います。
若いころ勉強しなかったもんですから。