隘形(あいけい)は、我先ずこれに居らば、必ずこれを盈(み)たして以て敵を待つ。若(も)し敵先ずこれに居らば、(地形)|5月23日
Release: 2020/05/23 Update: 2020/05/23
隘形(あいけい)は、我先ずこれに居らば、必ずこれを盈(み)たして以て敵を待つ。若(も)し敵先ずこれに居らば、(地形)
隘形者、我先居之、必盈之以待敵。若敵先居之、盈而勿従、不盈而従之。)
「隘形とは、狭い地形のことである。味方が先に占拠していたら、まず要所要所に兵を配しておいて、敵の進攻を待つことである。もし敵が先に占拠していたら、(敵が十分に兵を配備している場合には、攻撃してはいけない。敵の配備が十分でない場合には、その程度に応じて攻撃するとよい)」
両軍間に険しい山があり、一本の狭い道しか通じてない地形が隘形である。かっこ内は「盈(み)つれば従うこと勿れ、盈たざればこれに従う。」
5月23日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
イチから知りたい!孫子の兵法には”崖に挟まれた地形”とあります。
地形と軍の態勢。
よくあることはモデル化するということが大事ですね。
何事も人間のすることですからパターンというものがある。
それを書いてある本を読むのはいいかもしれません。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
計、利として以て聴かるれば、乃(すなわ)ちこれ勢いを為して、以て其の外を佐(たす)く。(始計) 計利以聴、乃為之勢、以佐其外。(勢者因利而制権也。) 「その計りごとが有利であるとして採用されるなら、次…
兵を用うるの法、其の来らざるを恃むこと無く、吾を以て待つ有るを恃むなり。(九変〉 用兵之方、無恃其不来、恃吾有以待也。(無恃其不攻、恃吾有所不可攻也。) 「戦争にさいしては、敵が来襲しないように期待を…
算多きは勝ち、算少なきは勝たず。而るを況(いわ)んや算無きに於(おい)てをや。(始計) 多算勝、少算不勝。而況於無算乎。(吾以此観之、勝負見矣。) 「成算が多ければいくさに勝ち、少なければ負ける。まし…
勝兵は先ず勝ちて、而る後に戦いを求む。敗兵は先ず戦いて、而る後に勝ちを求む。(軍形) 勝兵先勝、而後求戦。敗兵先戦、而後求勝。 「戦争において敵に勝つ軍隊は、まず勝利の条件を整えてから戦う。これに対し…
三軍は気を奪うべく、 将軍は心を奪うべし。(軍争) 三軍可奪気、将軍可奪心。 「(以上のように、夜戦には火や鐘、太鼓をたくさん使い、昼夜の戦闘では旗や幟類を多用することにより)敵軍の士気を阻喪させて戦…