16 同門の友 修身教授録抄 姿勢を正して声を出して読んでみた

かの孔子が論語の始めに「朋遠方より来るあり、亦楽しからずや」と言っている朋というのは、実は「同門の友」ということであります。同時にそう考えますと、また格別の味わいがありましょう。すなわちただ遠方から友人が訪ねて来たというだけではなくて、師を共にし、かつては師の許で起居を共にした同門の友が、その後国に帰って、互いに遠く離れ住んでいる。それがはるばると訪ねて来たといいうわけです。かくして真の尚友とは、同門にして、初めて言うことができるとも言えましょう。
修身教授録
大人になってからの学びの友というのは特にこのような感じがしますね。
学生時代の友も、友ですが同門とは言えないような気がします。
自分から求めていけば同門の友もさらにできることでしょうね。
しかし、人生の時間というのも永遠ではないですから何を学ぶか、誰と学ぶかは重要なことです。
本日の森信三一日一言は
人間は何人も自伝を書くべきである。
それは二度とないこの世の「生」を恵まれた以上、自分が生涯たどった歩みのあらましを、血を伝えた子孫の書きのこす義務があるからである。
自分自身を振り返ることで気づきがあるでしょうし、次世代に何かの残すというのも大事なことです。
人生は神の演劇ですからドラマチックなものがいいのはたしかなので、チャレンジを生涯続けていくことが大事なことかもしれません。
本日の伝記は
後藤 新平 (ごとう しんぺい)
ビジョンと人材による善政 【後藤新平の生き方は、指導者の一つのあり方を示している。政策ビジョンを明確にし、その遂行のため、有能な人材を集める。そしてそのためにお金は惜しまない。混迷する現代社会において、指導者のあり方が問われている。後藤新平の生き方に一つの解答があるのかもしれない】
先日後藤新平伝を聞いたのを鮮明に思い出しました。
実に偉大のな人だと思ったんでした。
台湾が親日なのはこの後藤新平さんのおかげなのですね。
日清戦争後の伝染病が広がらないようにした工夫とか聞いたんでした。
「財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すを上とする」
これはうちの額におさまっている格言でこれも後藤新平のものなのを思い出しました。
本日はここまでです。
ありがとうございました。