34 唯一人者 修身教授録抄 姿勢を正して声を出して読んでみた
実際各自がその顔の独自な点においては、天下に同じ人間は二人とはないはずで、その意味からはお互いに、何人も日本においてはそれぞれ唯一人者たるわけであります。否、ひとり日本において唯一人者のみならず、実に ・・・
実際各自がその顔の独自な点においては、天下に同じ人間は二人とはないはずで、その意味からはお互いに、何人も日本においてはそれぞれ唯一人者たるわけであります。否、ひとり日本において唯一人者のみならず、実に ・・・
すべて物事というものは、形を成さないことには、十分のその効果が現れないということです。同時にまた、仮に一応なりとも形をまとめておけば、よしそれがどんなにつまらぬと思われるようなものでも、それ相応の効用 ・・・
それについて第一に大切なことは、仕事の処理をもって、自分の修養の第一義だと深く自覚することでしょう。次に大切なことは、このような自立に立って、仕事の本来軽重をよく考えて、それによって事をする順序次第を ・・・
古来独りを慎むということが大切とされていますが、慎独とは、ある意味では、この性欲を慎むところに、その最下の基盤があると言ってもよいでしょう。この問題はことがらの性質上、どうも正面から話を聞くという機会 ・・・
この力をどう生かすかというのが重要な問題だということですね。 どんな人にも必ず欲求としてあるものですが基本的には通常この欲求は隠さなければいけないものにも感じます。 魅力ある人間、色気のある人間という ・・・
人間というものは、これを大きく分けると、だいたい血、育ち及び教えという三つの要素からでき上がると言えましょう。ここに血というのは血統のことであり、さらには遺伝と言ってもよいでしょう。また育ちというのは ・・・
この話は、雑話の中で出てくるのですが、修身教授録の中でもとりわけ切り取り出てくることが多い部分にも感じます。 いつ命がなくなっても、後悔のないように過ごすということの大事さを教えてくれているのでしょう ・・・
松陰先生が、その弟子たちに対するお言葉が、非常にていねいであったということは、先生の内なる境涯をうかがい得る一つの証拠として、非常に大切だと思うのです。先生がお弟子の人々に対して、そのお言葉が非常に丁 ・・・