第二夜 書物には書いた人の癖がでる 一、天道と人道(天の巻 大自然に学ぶ)
この世にには、人の道を説いた書物が数えきれないほど出ているが、一つとして癖のない完全なものはない。 これは釈迦も孔子もみな人間だからなんだよ。儒学の四書五経だって、仏教のお経だって、みんな人間が書い ・・・
この世にには、人の道を説いた書物が数えきれないほど出ているが、一つとして癖のない完全なものはない。 これは釈迦も孔子もみな人間だからなんだよ。儒学の四書五経だって、仏教のお経だって、みんな人間が書い ・・・
一、天道と人道(天の巻 大自然に学ぶ) 第一夜 大自然の教え この世の不変の真理、つまり「まこと=誠」の道というのは、とくに学ばなくても自然に知り、習わなくても自然に覚えるものさ。 教科書もなく、記録 ・・・
何事も事足り過ぎて事たらず 徳に報うる道をしたねば(二宮翁道歌) 【略解】人間は、感謝報徳の心がなければ、何事にも不足の念が起こるものです。十分すぎるほど恵まれた結構な暮らしをしながら、その恩恵になれ ・・・
最後になりました。結構長い戦いになってしまいました。 女性のための修身教授録は今の時代にそぐわないところもあるかもしれませんが、根本的にはこの先生の愛情深い最後の言葉でOKだと感じます。 おせっかいな ・・・
そもそも物事というものは、すべて比較を止めたとき、絶対無上となるものであります。総じて善悪とか優劣などということは、みな比較から起こることでありまして、もし全然比較をしなかったとしたら、すべてがそのま ・・・
人間の心の清らかさは、それが深まってきますと、ある意味では「報いを求めぬ心」ともなるようです。ところでこの「報いを求めぬ心」ということは、コトバで申せばただの一口で済みますが、なかなか至難なことであ ・・・
やや極端ないい方ですが、「都会は人生の墓場なり」とも言えましょう。それでは現在までに都会地に身を置くものとしては、これに対していったいどのような考え、また如何に対処したらよいでしょうか。そのひとつの ・・・
そもそもお金というものは、いわば正宗の名刀のようなものでありまして、使いようによっては非常な威力を発するものですが、それだけにまたその取扱いは、非常に注意を要するわけであります。まず第一に原則として ・・・
女性のねうちは、男性のように、一つの事に専門的に通じるということではなくて、端的に申せば家事が巧みであるということが最も大切なことともいえますでしょう。例えばきれい好きで掃除整頓が上手な上に、料理が ・・・
神はわれわれ人間を、迷わせんがために心を授け給うたのではなく、動植物には見られない自覚の光を照らして自らの道を知り、日々の努めを営ましまえんが為でありましょう。心の働きを与えられたということは、即ち ・・・