50 わが生命の根源を 修身教授録抄 姿勢を正して声を出して読んでみた

諸君、言挙げすることは、いともたやすいことですが、しかし真にわが生命の根源を把握することは、決して容易なことではありません。けだし真に生命を捉えるには、自らの生命に徹する外ないからであります。否、わが生命根源に触れんがためには、その一分身としての私達は、文字通り自らの生命を挙げなければならないでしょう。
諸君!古来言葉をたやすくするものは、多くはこれ自らの生命に忠実なる者ではありません。
修身教授録
言挙げする(ことあげ)ことさら言葉に出して言いたてることという意味だと知りました。
何事もわかったような気になって話をしてはいけないということなんでしょうね。
先生は一年間の講義に対してこのように言ったわけですが、今をしっかり生きる、人生二度なしだと学生たちに火を点けるように話したんでしょうね。
このような言葉を40代で話せるというのは実に凄いことだと思います。
どれだけ学生に火をつけたのでしょうかね。
もっと考えると吉田松陰先生はもっと若い20代で国をを変えるほどの人を育てたわけですから凄い。
そのような師を見つけるというのは簡単ではありませんね。
自分の思考に気をつけようと思います。
10月24日
師は居ながらにして与えられるものではない。「求めよ、さらば与えられん」というキリストの言葉は、この場合最深の真理性をもつ。
今日はここまでです。
ありがとうございました。
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