平世・乱世|6月12日のことです。
Release: 2018/06/14 Update: 2018/06/14
平世・乱世
禹・禝は平世に当る。(中略)顔子は乱世に当る。(離婁下二十九章)
う・しょくはへいせいにあたる。(ちゅうりゃく)がんしはらんせいにあたる。(りとうしもにじゅうきゅうしょう)
【訳】
禹・禝(后禝)が活躍したのは太平の時代であった。(中略)(孔子の門人である)顔回が活躍したのは乱世の時代であった。
6月14日、孟子一日一言です。
今の世の中も太平と言えるでしょうね。
70年以上は戦争はありませんから。
どんな時代に生きても基本的な道徳感は変わらないとも思います。
思いやりや正しいこと。
どんなときでもそれは変わりません。
太平や乱世も将来の人が決めることです。
今を生きるしかありませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
欿然たらば、則ち人に過ぐること遠し 之れに附(益)するに韓・魏の家を以てするも、如し其の自ら視ること欿然たらば、則ち人に過ぐること遠し。(尽心上十一章) これにふ(えき)するにかん・ぎのいえをもってす…
覇・王 力を以て仁を仮る者は覇なり。覇たるには必ず大国を有つ。徳を以て仁を行う者は王たり。王たるには大を待たず。(公孫丑上三章) ちからをもってじんをかるものははたり。はたるにはかならずたいこくをたも…
若し薬瞑眩せずんば厥の疾瘳えず。(滕文公上首章) もしくすりめいげんせずんばそのやまいいえず。(とうぶんこうじょうしゅしょう) 【訳】 薬は飲んでめまいがする位でないと、病気は治らない(本気の努力をす…
補ひ・助く 春は耕すを省みて足らざるを補ひ、秋は斂むるを省みて給らざるを助く。(告子下七章) 【訳】 春は耕作の状況を見て、種の不足などを補う。秋は収穫の状況を見て、道具や人手不足などを補い、助ける。…
君子の性ー仁義礼智、心に根ざす 君子の性とする所は大いに行はると雖も加へず、窮居すと雖も損せず、分定まるが故なり。君子の性とする所は仁義礼智、心に根ざす。(尽心上二十一章) くんしのせいとするところは…