吏をして其の国を治めしめ|6月23日のことです。
吏をして其の国を治めしめ
天子吏をして其の国を治めしめて、其の貢税を納れしむ。(万章上三章)
【訳】
天子の舜は別に役人を派遣して有庳国を治めさせ、租税を徴収させた。
【訳】
松陰は、朱子の註の一部を取り上げて、「舜が象を有庳の長官にして富貴の身分にしたのは、仁の至りである。しかし、不徳者である象に直接有庳国を収めさせる訳には行かないので、別の役人を派遣し、象の勝手にできないようにしたのは義の至りである」と記している。
6月23日、今日の孟子一日一言です。
中国の古代の聖天子の一人の舜(しゅん)。
舜は聖母を亡くしていて父の瞽叟(こそう)は後妻を娶る。
その連れ子が象(しょう)ということみたいです。
兄弟の仲が悪いのが想像できますね。
実際なんども殺されかけている。
素晴らしい政治を行っても弟は兄を殺そうとしている。
なんでと思ってみても相手は変わらない。
そして自分を変えようと思うというようなことでした。
”許す”ことと自分の心を変えることで相手を変える。
しかし、国民のためには抜かりなく事を行う。
難しいことです。
人は変わりませんね。自分が変わらなければなりません。
今日も一日がんばります。