天・命|6月30日のことです。
Release: 2018/06/30 Update: 2018/06/30
天・命
之れを為すなくして為るものは天なり。之れを致すなくして至るものは命なり。(万章上六章)
これをなすなくしてなるものはてんなり。これをいたすなくしていたるものはめいなり。(ばんしょうかみろくしょう)
【訳】
人が自分からそうしようとしなくても自然にそうなってくるのは天である。こちらから招かないのに自然にやってくるのは命である。
6月30日の孟子一日一言です。
自然となっているもの。
そんな状態はたくさんあると思います。
理由はないただそうなっている。
しかし、なぜそうなっているかとうのは考えてもわからないもの。
時間とかもそういうものかもしれません。
命というもは招く場合もあると思いますがどうなんでしょうね。
なんでと問うことを常にしなければいけませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
天の才を降すこと薾く殊なるに非ざるなり 富歳には子弟頼多く、凶歳には子弟暴多し。天の才を降すことなく薾く殊なりに非ざるなり。其れ其の心を陥溺せしむる所以のもの然るなり。(告子上七章) ふさいにはしてい…
大なる(不義) 人・親戚・君臣・上下を亡するより大なる(不義)はなし。(尽心三十四章) ひと。しんせき、くんしん、じょうげをなみするよりだいなる(ふぎ)はなし。(じんしんかみさんじゅうよんしょう) 【…
変ずるを欲せず 崇に於て吾れ王に見ゆることを得たり。退きて去るの志あり、変ずるを欲せず。故に受けざるなり。(公孫丑下十四章) すうにおいてわれおうにまみゆることをえたり。しりぞきてさるのこころざしあり…
窮すれば則ち独り其の身を善くし、達すれば則ち兼て天下を善くす 徳を尊び義を楽しめば、則ち囂々たるべし。故に士は窮するも義を失はず、達するも道を離れず。(中略)故に士は己れを得。(中略)故に民望みを失は…
性は猶ほ杞柳のごとし 性は猶ほ杞柳のごとし(告子上首章) せいはなおきりゅうのごとし(こくしかみしゅしょう) 【訳】 (告子がいった)「人間の性の本性は水辺に生える柳のような(どちらにも曲げることがで…