失業しても|7月25日のことです。
Release: 2018/07/25 Update: 2018/07/25
失業しても
ある人が職を失った。会社の社長であった。しかし、「休んでなるものか、働くぞ」と決心して、家の前の掃除を始めた。
ある会社の門衛が欠けた。このごろ道をはくので評判の元社長の話があった。今まで責任ある地位にあっただけ、よく気がつく。朝早く出て来て、掃除する。水をうつ。会社の第一印象が大変よくなった。
傍系の会社の復興に急に人がいることがあり、この仕事を引き受けた。欲徳をこえ見栄を抜けきったその働きが、めきめきと現れて、半年余りでその会社の空気がすっかり調った。
7月25日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
人それぞれにいろいろな事情があり、いつどうなるかわかりませんね。
自分の働くをしっかりもっていればどうにかなるものですね。
やはりここでも、自分の私利私欲ではないことが大事なことなんだと思います。
世のため人のためになにか役立つ人はかならず道が開けるんでしょうね。
気づくことが大事ですね。
やれることはたくさんあります。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
古人を友とする 私はだれでも得られる良友を、諸友にお勧め致したいのです。これは、古人を伴とするのです。 一貫不断の努力をつづけて一事に達した人々の伝記は、時の古今をとわず、所の東西をとわず。皆私どもを…
私が中学校長をしていた或るクラスに有名なシモヤケのひどい生徒がいた。 ある寒風の吹く日、生徒が教室で掃除をしている。はいって行くとそのシモヤケの生徒がいる。見ると雑巾を二本の棒ではさんで、板の上になで…
農は国の本 我が国で「農は国の本」だと言ったのは、百姓が食物を作り出すからというだけでなく、百姓が真の働きをする純情の人を作るからである。 自然は大まかのようだが、これに立ち返ったとき、小知恵やトリッ…
創業の精神を貫く 創業の精神はあくまでかえてはならないのです。 といっても毎年毎月、同じことするのは間違いであります。自由闊達に端倪すべからざる営業ぶりをせねばなりません。働きぶりから、配置をけること…
生きていることは恵み 世に喜びは多い。しかし「はたらき」の喜び、働く場所を得たよろこび、はたらきの自覚を得た喜び、これにまさる至純至高の歓喜はない。 私は一年半の独居静座の行によって、これを悟ったとき…