天の才を降すこと薾く殊なるに非ざるなり|8月5日のことです。
天の才を降すこと薾く殊なるに非ざるなり
富歳には子弟頼多く、凶歳には子弟暴多し。天の才を降すことなく薾く殊なりに非ざるなり。其れ其の心を陥溺せしむる所以のもの然るなり。(告子上七章)
ふさいにはしていらいおおく、きょうさいにはしていぼうおおし。てんのさいをくだすことなくしかくことなるにあらざるなり。それそれのこころをかんできせしむるゆえんのものしかるなり。(こくしかみななしょう)
【訳】
豊作の年には(生活に不安がないので)若者達に善良な頼もしい者が多い。凶作の年には(生活の不安があるので)若者達には悪事を働く者が多い。しかし、これは天が豊作・凶作の年によって、人々にちがう資質を与えたからではない。ただ、凶作の年には生活が苦しいので、若者達の本性が欲望に引っ張り込まれてしまうからである。
8月5日、今日の孟子一日一言です。
天災というのは今の時代でも大きく予想を上回りますね。
そんなことが連続で続くと心の問題が生じるには当然のことです。
甚大な被害のあとに食糧の問題もでてくるとなるといよいよ食べたいという本性がでるのは当然と言えば当然です。
どんな状況になっても時間は過ぎます。
力強く前へ進む人もいれば弱ってしまう人もいます。
力強くいたいと思いました。
今日も一日がんばります。