生・死より甚だしきものあり①|8月18日のことです。
生・死より甚だしきものあり①
如し人の欲する所をして生より甚しきものなからしめば、則ち凡そ以て生を得べきものは、何をか用ひざらんや。人の悪む所をして死よりも甚だしきものなからしめば、則ち凡そ以て患を辟くべきものは、何うぃか為さざらんや。(告子上十章)
もしひとのほっするところをしてせいよりはなはだしきものなからしめば、すなわちおよそもってせいをうべきものは、なにをかもちいざらんや。ひとのにくむところをしてしよりもはなはだしきものなからしめば、すなわちおよそもってうれいをさくべきものは、なにをかなさざらんや。(こくしかみじゅうしょう)
【訳】
もしも、人間の望むものが命より大切なものはないとすれば、人間はおよそ生きるためには、どんなことでもやってのけるであろう。もしも、人間が忌み嫌うものが死以上のものがないとすれば、人間は死から逃れるためには、どんなことでもやってのけるだろう。
8月18日、孟子一日一言の言葉です。
命以上に大切なもの、死以上に嫌なもの。
極限に達した時に人間はそれ以外を選択することがあるという事実があります。
命を懸けてやること。
世の中にたくさんあります。
いつか死ぬ。
自分のためだけに使うにはもったいないですね。
今日も一日がんばります。