共同生活体|8月20日のことです。
Release: 2018/08/20 Update: 2018/08/20
共同生活体
夏の夕方、むし暑い軒下で腰をかけて見ていると、クモどもが、それぞれの綱をひき終えている。土の上をみると、そこここにアリの穴がある。私どもの家庭は、多くの生きものの共同生活体です。
尾のルリ色をしたトカゲが床下から出てきて、サッと庭木の間にかくれます。
イタチが一匹いて、私が朝早く起きて天をはらう高杉に向かって無言で立っておると、その前をそっと横ぎるのです。
こうした家にいる動物は、平素可愛がっておくと、家に異変があると、皆守ってくれるのです。
8月20日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
最近の家庭事情ではこういう状況は難しいかもしれませんね。
しかし、生き物を大事にするということは大事なことです。
なるべくなら逃がすようにしたいものです。
目くじらたてて虫を追っかけるようなことはぜず、なるべく外に逃がすようにしたいですね。
北海道ではあと3か月もすれば雪が降りますしね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
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