人々己れに貴きもの|9月1日のことです。
Release: 2018/09/01 Update: 2018/09/01
人々己れに貴きもの
人々己れに貴きものあり、思はざるのみ。(告子上十七章)
ひとびとおのれにとうときものあり、おもわざるのみ。(こくしかみじゅうななしょう)
【訳】
人間は誰も皆自分自身の中に貴いもの(天爵)をもっている。ただ、それに気づかないだけである。
9月1日、孟子一日一言の言葉です。
心のどこかでおかしいと思うことがあります。
それが天爵というものなんでしょうね。
良心は天爵と言えるかもしれません。
人のためにならないことなどは実際はわかっているのに威勢をはるようなことも時もある。
それは自分を傷つけていることかもしれません。
天爵に気づきそれを守ることが生活の上では必要なことですね。
自分自身のためにも。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
是(こ)の故に、馬を方べ輪を埋むるもの未だ恃(たの)むに足らざるなり。勇を斉えて一の若くするは、(九地) 是故、方馬埋輪、未足恃也。斉勇若一、(政之道也。剛柔皆得、地之埋也。) 「こういうわけで、戦闘…
心を労する者は人を治め、力を労する者は人に治めらる。人を治めらるる者は人を食ひ、人を治むる者は人に食はる。天下の通義なり。(滕文公上四章) こころをろうするものはひとをおさめ、ちからをろうするものはひ…
惻隠・羞悪・辞譲・是非の心② 凡そ我れに四端ある者は、皆拡めて之れを充たすことを知る。火の始めて燃え、泉の始めて達するが若し、苟も能く之れを充たさば、以て四海を保んずるに足り、苟も之れを充たさざれば、…
生き甲斐、生まれ甲斐 われわれ人間にとって、人生の根本目標は、結局は人として生をこの世にうけたことの真の意義を自覚して、これを実現する以外にない。そしてお互いに、真に生き甲斐があり生まれ甲斐がある日を…
清濁あわせのむ 戦いは勇ましいように見えるが、静かに考えると、勇に似てまだ充分でない、義に似て完全ではない。 大勇は動かざるにある。沈勇は発せざるにある。 けんかの時、強い方は手を出さぬ。大義は、わた…