道に当り仁に志さしむるのみ|9月23日のことです。
Release: 2018/09/23 Update: 2018/09/23
道に当り仁に志さしむるのみ
君子の君に事ふるや、努めて其の君を引きて以て当り仁に志さしむるのみ。(告子下八章)
くんしのきみにつかうるや、つとめてそのきみをひきてもってみちにあたりじんにこころざさしむるのみ。(こくししもはっしょう)
【訳】
心ある立派な人が主君に仕える際には、つとめて主君を導いて、正しい道にかなうよう、また、主君が仁を目指すようにと専心務めることである。
9月23日、孟子一日一言の言葉です。
部下の心得というべきことでしょうね。
すべての主君、社長、上司、理事長、部長など上に立つ人がすべて素晴らしいわけではありませんね。
自分自身もいつどの立場になるかわかりませんね。
やはり部下になった時には正しい方向に向かうように努めなければなりません。
ものの道理としておかしいことはやっぱりおかしいのですからしっかりとそのことについては助言していくようにしたいと思います。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
今の所謂良臣は古の所謂民族なり 「我能く君の為に土地を平辟き、府庫を充たす」と。今の所謂良臣は古の所謂民族なり。君道に郷はず仁に志すして、之れを富まさんことを求む。(告子下九章) 「われよくきみのため…
時間はつくるもの 諸君らのうちには、「今は学生時代で、学科におわれて読書などできないが、しかしそのうち卒業でもしたら、読書もするつもりだ」などのんきなことを考える人もあるようですが、しかし現在学科にお…
青年諸君 青年諸君!諸君は他に比べることのできない天下一品の肉体と世上無比の心ももって世に生まれた。その個性は、磨けば伸ばせば、際限なく大きくなり己である。 青年諸君!己の小さな肉体の捕虜となる必要は…
一時の苦しみ、しばしの痛み、それは更に大きく、いよいよ健康に進み高まるための、しばしのくらがりである。これが去ったとき、夜あけのような光明の舞台が開ける。雨後のような晴ればれしさがめぐってくる。夜にな…
ほんとうの働きとは 生きているということは、動いているといことである。 動くのは、働くのである。その働きが、運動が、雑であるときは、はたらきと見える。 ああ今日は働いているな、という間は、まだなまける…