其の言を行はんとすれば|10月1日のことです。
Release: 2018/10/01 Update: 2018/10/01
其の言を行はんとすれば
之れを迎ふるに敬を致して以て礼ある、言へば将に其の言を行はんとすれば則ち之れに就く。(告子下十四章)
これをむかうるにけいしてもって礼あり、いへばまさにそのげんをおこなわんとすればすなわちこれにつく。(こくししもじゅうよんしょう)
【訳】
(君子は)主君が敬意を尽して礼儀にかなった迎え方をし、「あなたのご意向は実現します」といえば、仕える。
10月1日、孟子一日一言の言葉です。
こういう謙虚な人にならなければよい人材は集まらないということでしょうか。
人手不足の日本ですが働く人の目的意識をしっかりと組み取る必要がありそうです。
なんのために働くのか。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
爾あることなければ―爾あることなからん 然り而して爾あることなければ、則ち亦あることなからん。(尽心下三十八章) しかりしこうしてしかあることなければ、すなわちまたしかあることなからん。(じんしんしも…
人々己れに貴きもの 人々己れに貴きものあり、思はざるのみ。(告子上十七章) ひとびとおのれにとうときものあり、おもわざるのみ。(こくしかみじゅうななしょう) 【訳】 人間は誰も皆自分自身の中に貴いもの…
吾れ夏を用って夷を変ぜる者を聞けるも、未だ夷を変ぜらるる者を聞かざるなり。(滕文公上第四章) われかをもっていをへんずるものをきけるも、いまだいをへんぜらるるものをきかざるなり。(とうぶんこうかみよん…
得ればー長ぜざるなく・失えばー消せざるなし 苟も其の養を得れば物として長ぜざるなく、苟も其の養を失えば物として消ぜざるなく。(告子上八章) いやしくもそのやしないをうればものとしてちょうぜざるなく、い…
為さざるありて 人、為さざるありて、而る後に以て為すあるべし。(離婁下八章) ひと、なさざるありて、しかるのちにもってなすあるべし。(りろうしもはっしょう) 【訳】 人は、不正不義は絶対にしない、とい…