章を成さざれば達せず|10月30日のことです。
Release: 2018/10/30 Update: 2018/10/30
章を成さざれば達せず
流水の物たるや、科に盈たざれば行かず。君子の道に志すや、章を成さざれば達せず。(尽心上二十四章)
りゅうすいのものたるや、あなにみたざればゆかず。くんしのみちにこころざすや、しょうをなさざればたっせず。(じんしんかみにじゅうよんしょう)
【訳】
流れゆく水というものは、途中にある窪みを一つひとつ満たさなけば、決して先に流れてはいかない。心ある立派な人が聖人の道を学ぶことも同じで、一つひとつ区切りをつけて完成させなければ、決して最後の目的に到達することはできない。
10月30日、孟子一日一言の言葉です。
目的、窪みを満たすということで表現しているというのはこれまた素敵な言葉です。
一つひとつの目的を達成していかなければ大きな目標は到底達成できませんね。
日々の計画がやはり非常に大事です。
今日も目的をしっかりと達成しなければなりませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
理なり、義なり 謂はく理なり、義なり。(告子上七章) いわくりなり、ぎなり。(こくしかみななしょう) 【訳】 (万人がひとしく認めるもの)それは(我々の心に固有の)道理であり、徳義である。 〇松陰は、…
矜式する所あらしめんと欲す 中国にして孟子に室を授け、弟子を養ふに万鐘を以てし、諸大夫国人をして皆矜式する所あらしめんと欲す。(公孫丑下十章) みやこのもなかにしてもうしにしつをさずけ、でしをやしなう…
物の情 夫れ物の斉しからざるは物の情なり。(滕文公上四章) それもののひとしからざるものはじょうなり。(とうぶんこうかみだいよんしょう) 【訳】 そもそもどんなものでも違いあって同じではないということ…
生・死より甚だしきものあり② 是れに由らば則ち生くるもの而も用ひざることあり。是れに由らば則ち以て患を辟くばきも、而も為さざることあり、悪む所死より甚しきものあり。(告子上十章) これによらばすなわち…
廉・恵・勇を傷る 以て取るべく、以て取るなかるべし。取れば廉を傷る。以て与ふべく、以て与ふることなかるべし。与ふれば恵を傷る。以て死するなかるべし。死すれば勇を傷る。(離婁下二十三章) もってとるべく…