素餐せず|11月7日のことです。
Release: 2018/11/07 Update: 2018/11/07
素餐せず
素餐せず。(尽心上三十二章)
そさんせず。(じんしんかみさんじゅうにしょう)
【訳】
(『詩経』に)「何の功績もないのに、禄を食んではならない」とある。
〇松陰は。「切実な言葉である。人は誰でも日に三度の食事をするものであるが、功績もないのにただ食べるのであれば、この世の中の有用の物を無駄にしているというべきである。。食事のたびに反省して、食物が無駄にならないよう心掛けよ」と記している。
11月7日、孟子一日一言の言葉です。
食事のたびに何かしら考えるのは大事なことかもしれません。
あたり前に食べているわけではないと自覚していくことは必要ですね。
今日自分は何をしたのか。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
往く者は追はず、来る者は拒まず 夫子の科を設くるや、往く者は追はず、来る者は拒まず。苟も是の心を以て至らば斯れ之れ受けんのみ。(尽心下三十章) ふうしのかもうくるや、ゆものをおはず、くるものはこばまず…
人の不善を言はば 人の不善を言はば、当に後患を如何すべき。(離婁下九章) ひとのふぜんをいわば、まさにこうかんをいかんすべき。(りろうしもきゅうしょう) 【訳】 むやみに他者の不善を口にしていれば、必…
心を労する者は人を治め、力を労する者は人に治めらる。人を治めらるる者は人を食ひ、人を治むる者は人に食はる。天下の通義なり。(滕文公上四章) こころをろうするものはひとをおさめ、ちからをろうするものはひ…
平世・乱世 禹・禝は平世に当る。(中略)顔子は乱世に当る。(離婁下二十九章) う・しょくはへいせいにあたる。(ちゅうりゃく)がんしはらんせいにあたる。(りとうしもにじゅうきゅうしょう) 【訳】 禹・禝…
理なり、義なり 謂はく理なり、義なり。(告子上七章) いわくりなり、ぎなり。(こくしかみななしょう) 【訳】 (万人がひとしく認めるもの)それは(我々の心に固有の)道理であり、徳義である。 〇松陰は、…