在るがままに在る|11月27日のことです。
Release: 2018/11/27 Update: 2018/11/27
在るがままに在る
それ自体を観るとき、実は無比の存在である、無限の実在である。ただ在るがままに在る己であり、成るがままにかく成れる今である。過不及なく、不平不等なく、不可不実もない、ただかく在る。時空のただ中に、泰然として在る。
富よく、また貧もよい。求むところがないから、足らざるところがなく、おごるところがないから、うらむこともない。無形即有形、無職即万色、明即闇、黒即白、苦は楽であり、楽はまた苦である。
11月27日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
在るということ。
なんだか今ここに在るというそれだけで重要なことだと思える言葉です。
すべてのことは表裏一体なんですね。
一つもかけてはいけないことなんでしょう。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
月を見る心 十六夜、立待ち、居待ちと、半月もよく、弦月もよい。糸のような月が高杉の秀にかかった風情は、言葉にあらわされない。 しかし、月のその一面を常に地球に向け、太陽光線を受けて常にその反面が光って…
清濁あわせのむ 戦いは勇ましいように見えるが、静かに考えると、勇に似てまだ充分でない、義に似て完全ではない。 大勇は動かざるにある。沈勇は発せざるにある。 けんかの時、強い方は手を出さぬ。大義は、わた…
悪口 いつも私の悪口をいう人がある。一度聞きたいと思うが、真実はわからぬ。 まってくれよ、それがもし、事実とすれば、その人の方が正しい。もしまた事実でない悪宣伝をしているとしたら、向こう様こそまちがい…
母は母乳の如く 人を生み、育て、やしなう、これは親の愛である。家庭をつくり、社会をいとなみ、人の世の幸福と文化を生み出だすものとは、人の愛である。 愛の乳は、出しても尽きる時がない。愛は母乳の如く、与…
成功者を支える妻 貧乏画家、池大雅の家に来客がとまった。夜半、別室で紙がガチャガチャと鳴る音がする。 翌朝たずね聞くと、夫婦の休むフトンがないので画の用紙をかさねて、その中にもぐりこんでいたのである。…