必ずや狂獧か|12月24日のことです。
必ずや狂獧か
孔子(曰く)中道(の人)を得て之れに与せずんば、必ず狂獧か。(尽心下三十七章)
こうし(いわく)ちゅうどう(のひと)をえてこれにくみせずんば、かならずきょうけんか。(じんしんしもさんじゅうななしょう)
【訳】
孔子は「中庸の人物と共に道を歩むことができないのなら、ぜひとも狂者か獧者と交わろう」と願った。
〇松陰は、「孟子はなぜ狂者、獧者というのか。それは、彼が戦国時代に生まれ、その抱いた理想が当時の汚れた世に合わずに消えようとしており、彼一人の身にのみ存在してたからである。したがって、その責務が重大で気力に富む狂者を仲間として大業を補佐させるのでなければ、とうてい遂行できなかったからである。ここから彼が狂者、獧者を選んだ心情が理解できる」と記している。
12月24日、孟子一日一言の言葉です。
孟子の言葉は力強く感じるのは時代背景もあるんですね。、
そこにとても共感した吉田松陰も時代が幕末動乱のなかたくさんの問題が出て来た時期というのもあるんでしょうね。
狂者のようなまっすぐ一直線に善を求める人、獧者のように一般人とは違うが間違いってはいなくて善をと求める人。
世の中が荒れてくると一直線な力強い人が必要で、また出てくるのかもしれませんね。
今日も一日がんばります。