未だ仁にして|1月5日のことです。
Release: 2019/01/05 Update: 2019/01/05
未だ仁にして
未だ仁にして其の親を遺つる者はあらざるなり。未だ義にして其の君を後にする者はあらざるなり。(梁恵王上首章)
いまだじんにしてそのおやをすつるものはあらざるなり。いまだぎにしてそのきみをあとにするものはあらざるなり。(りょうのけいおうかみしゅしょう)
【訳】
これまで慈しみの仁の心をもちながら、親をすてた者はいない。また、道理にかなう義をわきまえた者で、その主君をなおざりにして、顧みない者はいない。
1月5日、孟子一日一言の言葉です。
仁義とはこういうこと。
仁の心と義の心を両方を合わせもっているべきということでしょうね。
慈しみは仁、正しい心は義。その両方を実行する力はやはり勇なんでしょうね。
実行していく人物を育て教育した人は改めてすごいなあと思います。
今日も一日がんばります。
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