変ずるを欲せず|3月8日のことです。
Release: 2019/03/10 Update: 2019/03/10
変ずるを欲せず
崇に於て吾れ王に見ゆることを得たり。退きて去るの志あり、変ずるを欲せず。故に受けざるなり。(公孫丑下十四章)
すうにおいてわれおうにまみゆることをえたり。しりぞきてさるのこころざしあり、へんずるをほっせず。ゆえにうけざるなり。(こうそんちゅうげじゅうよんしょう)
【訳】
崇というところで、私は齊王に初めてお会いした。(自分の志を理解いただけそうにないので)王の前を下がると、齊国を去ろうと決心した。(国を去るつもりでいながら禄を受けとることで)王をいつわりたくないので、禄をうけなかっただけだ。
〇松陰は「この事実から、昔の人がいい加減な覚悟では俸禄を受けなかったことを知るべきである。また、仕えて俸禄をもらうからには、君に全てを捧げ、お役に立たなくてはならない」と記している。
孟子一日一言、3月8日の言葉です。
このような志で仕事をしようという心構えがあれば絶対に良い結果があると思います。
成功の法則はきっとこういうことなんだろうと思います。
ずるしてごまかしたり数字だけ合わせるような仕事ぶりでは問題ですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
人の和 天の時は地の利を如かず、地の利は人の和に如かず。(公孫丑下首章) 【訳】 (全てのことを行う場合には)天の時は大切だが、地の利(山河や城池の堅固であること)には及ばない。更に、そんな地の利も、…
方・道 君子は欺くに其の方を以てすべく、罔ふるに其の道に非ざるを以てし難し。(万章上第2章) くんしはあざむくにそのほうをもってすべく、しうるのにそのみちにあらざるをもってしがたし。(ばんしょうかみに…
永く言に命を配し 永く言に命を配し、自ら多福を求む。(公孫丑上四章) ながくここにめいをはいし、みずからたふくをもとむ。(こうそんいかみよんしょう) 【訳】 末永く天命に従って誠実に人生を送り、自らの…
君子の為す所は衆人固より識らざるなり 孔子魯の司寇たりしとき用ひられず。従ひて祭りしに燔肉至らず。冕を税がずして行る。知らざる者は以て肉の為めなりと為し、其の知れる者は以て礼なきが為めなりと為す。乃ち…
禹、外に八年、三たび其の門を過ぐるも而も入らず。(滕文公上第四章) う、そとにはちねん、みたびそのもんをすぐるもしかもはいらず。(とうぶんこうかみだいよんしょう) 【訳】 禹は(治水に取り組み)我が家…