堯の時に当たりて|3月20日のことです。
Release: 2019/03/20 Update: 2019/03/20
堯の時に当たりて
舜(中略)禹、九河を疏し、済・漯(の水)を瀹してこれを海に注ぎ、汝・漢を決し淮・泗を排して之を江に注ぐ。然る後中国得て食ふべきなり。(滕文公上四章)
しゅん、(ちゅうりゃく)う、きゅうがをそし、せい・つう(のみず)をやくしてこれをうみにそそぎ、じょ・かんをけっし、わい・しをはいしてこれをこうにそそぐ。しかるのちにちゅうごくえてくらうべきなり。(とうぶんこうかみだいよんしょう)
【訳】
すると舜は、(中略)(禹に命じて治水事業を推進させた)禹は黄河下流の九つの大河の流れを改良し、済水・漯水の川底をさらって海に流し込むようにし、汝水・漢水の水路を切り開き、また、淮水・泗水をさらってその水を揚子江へうまく流し込んだ。このようにして、(洪水の心配がなくなり)中国の地は安心して生活ができるようになった。
3月20日の孟子一日一言です。
毎年時期になると川の水の氾濫ということがニュースになります。
それぐらいここ数年は以上な気象なのでしょうか。
温暖化なのかなんかのかわかりませんが地球も変化している。
人もそれに対応していくしかなんでしょうね。
憂いていても始まらないのでやれることをするしかないんでしょうね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
大 事ふること孰れか大なりと為す。親に事ふるを大なりと為す。守ること孰れか大なりと為す。身を守るを大なりと為す。(離婁上十九章) つかうることいずれかだいなりとなす。おやにことふるをだいなりとなす。ま…
仁義を懐ひて 人の臣たる者仁義を懐ひて以て其の君に事へ、人の子たる者仁義を懐ひて以て其の父に事へ、人の弟たる者仁義を懐ひて以て其の兄に事へなば、是れ君臣父子兄弟利を去り、仁義を懐ひて以て相接するなり。…
放心を求むるのみ 学問の道は他なし、其の放心を求むるのみ。(告子上十一章) がくもんのみちはほかなし、そのほうしんをもとむるのみ。(こくしかみだいしゅういちょう) 【訳】 学問の道は外にはない。ただ、…
利は善との間なり 鶏鳴きて起き孳々として善を為す者は舜の徒なり。鶏鳴きて起き孳々として利を為す者は蹠との分を知らんと欲せば、他なし、利と善との間なり。(尽心上二十五章) けいなきておきししとしてぜんを…
物の情 夫れ物の斉しからざるは物の情なり。(滕文公上四章) それもののひとしからざるはもののじょうなり。(とうのぶんこうかみよんしょう) 【訳】 そもそもどんなものでも違いがあって同じはないということ…