柳は緑、花は紅|5月10日のことです。
Release: 2019/05/10 Update: 2019/05/10
柳は緑、花は紅
お堀端に、柳の糸が春風に吹かれて、薄緑の若芽をしなやかに波打たせる。花屋のウインドーには、真赤なガーベラの花が束ねられて、花瓶にさしてある。「柳は緑、花は紅」
もともと物そのものは、美しいでも、やさしいのでもない、かわいそうなものでも、汚いのでもない。ただそうした形、そうした色、匂いを持っているだけである。
これを何とか思うのは人間の心の動きようで、その人その人のもの、人によって変わるもの。不足不満は物そのものにあるのない人にあり人の心にある。
丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、5月10日の言葉です。
物に罪はありませんね。
感じる人の心が問題であってその時々でいろいろかわります。
病気の人が見る景色と健康の人が見る景色の感じ方は当然違いますしね。
感じる心を磨かねければなりませんね
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
人はそれぞれに年代に応じて真剣な生き方をして参りますと、七十歳代、八十歳代は、まことに自由闊達な境涯に恵まれて、真の生き甲斐ある人生が送れるのではないかと思われます。人生の見通しを立てるとともに、いま…
一朝の患なきなり 自ら反して忠なり、其の横逆由ほ是くのごとくなれば、君子は曰はん、(中略)此れ亦妄人なるのみ、此くの如くんば則ち禽獣と奚ぞ撰ばん、禽獣に於て又何ぞ難ぜんと。是の故に君子は終身の憂ありて…
石川理紀之助と二宮尊徳 石川理紀之助翁のごときは、ひとり大なる読書家というのみでなく、いろいろの著述までもしいられるのであります。翁の起床は、大抵午前一時、二時であって、それから夜明けまでの数時間を、…
信念の力 人の世の交わりの本は「信ずる」ことであり、事をなすの根本の力は信念である。 決心の強いか弱いかによって、仕事の成否がきまるが、決心ということは、今までなかった事を、こうしようと信念を定めるこ…
風流な生活 私の尊敬する知人の一人、その方は、すでに大任を終わって、林間にささやかな住宅を結んでおられました。 いつうかがいましても、その室をきっちりと整えられておられましたが、そのお食事も、粗末この…