過や日月の食の如し|3月3日のことです。
Release: 2018/03/03 Update: 2018/03/03
古の君子は其の過や日月の食の如し。民皆之を見る。其の更むるに及びてや、民皆之れを仰ぐ。今の君子は豈に徒に之れに順ふのみならんや。又従つて之が辞を為る(公孫丑下九章)
いにしえのくんしはそのあやまちやじつげつのしょくのごとし。たみみなこれをみる。そのあらたむつにおよびてや、たみみなこれをあおぐ。いまのくんしはあにただにこれにしたがうのみならんや。またしたがってこれがじをつくる。
【訳】
昔の君子は過ちをおかした時、日食や月食の時のように、少しも隠そうとはしなかった。それで、人民は皆それと知った。しかし、過ちをすぐに改めたので、もとのように君子を仰ぎ見て慕った。今の君子は(過ちをおかした時、その)過ちを通すばかりか、更に弁解し、ごまかそうとする。
孟子一日一言、3月3日、今日の言葉です。
今の政治家はどうでしょう。
ニュースにでる人は後者でしょうが、選んでいるのは私達ですね。
間違いは間違いとしてしっかりと認めて、すぐに反省していくことが大切ですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
古の関・今の関 古の関を為るや、将に以て暴を禦がんとす。今の関を為るや、将に以て暴を為さんとす。(尽心下八章) いにしえのかんをつくるや、まさにもってぼうをふせがんとす。いまのかんをつくるや、まさにも…
聖人ー然りとする所を得たるのみ 聖人は先づ我が心の同じく然りとする所を得たるのみ(告子上七章) せいじんはまずわがこころのおなじくしあしかりとするところをえたるのみ(こくしかみななしょう) 【訳】 聖…
心を専らにし志を致さざれば 今夫れ弈の数たる少数なれども、心を専らにし志を致さざれば、則ち得ざるなり。(告子上九章) 【訳】 今、あの囲碁の技術などというものは実につまらない技ではあるが、心を専一にし…
苟も善を好まざれば 夫れ苟も善を好まざれば、(中略)人を千里の外に距つ。士千里の外に止まらば、(中略)国治まらんことを欲するも得べけんや。(告子下十三章) いやしくもぜんをこのまざれば、(中略)ひとを…
堯舜も人と同じきのみ 堯舜も人と同じきのみ(離婁下三十二章) ぎょうしゅんもひととおなじきのみ。(りろうしもさんじゅうにしょう) 【訳】 堯も舜でさえも、普通の人と変わりはない。 〇松陰は、「聖天子と…