兵を用うるの法、其の来らざるを恃むこと無く、吾を以て待つ有るを恃むなり。(九変〉|4月11日
Release: 2020/04/11 Update: 2020/04/11
兵を用うるの法、其の来らざるを恃むこと無く、吾を以て待つ有るを恃むなり。(九変〉
用兵之方、無恃其不来、恃吾有以待也。(無恃其不攻、恃吾有所不可攻也。)
「戦争にさいしては、敵が来襲しないように期待をかけるのではなく、敵が来襲できないようなわが方の備えを頼みとするのである。(敵が攻撃しないように期待をかけるのではなく、敵に攻撃のスキを与えないわが方の態勢を頼みとするのである)」
相手が動かないのを期待するのではなく、相手を動けなくさせるようなわが備えに頼るのがいくさ上手である。其の攻めざるを恃むこと無く、吾の攻むべからざる所有るを恃むなり。
4月11日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはよございます。
人頼みの考え方を戒めていますね。
戦争だけではないですね。
わが方の備えを頼みにする。
希望的観測はもっとも問題が多い。
隙の無いように備えることが大切でしょうね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
2月27日、丸山敏雄一日一話(幸せになるための366話)の今日の言葉です。 男は、人の見ぬところでゴソゴソするものではありません。 堂々と、「この私を見てくれ」というのでなくてはウソであります。 角力…
真に意義ある人生を送ろうとするなら、人並みの生き方をしているだけではいけないでしょう。それには、少なくとも人の一倍半は働いて、しかも報酬は、普通の人の二割減くらいでも満足しようという基準を打ち立てるこ…
凡そ衆を治むること寡(か)を治むるが如くなるは、分数(ぶんすう)是(こ)れなり。 凡治衆如治寡、分數是也。( 闘衆如闘寡、形名是也。) 「そもそも、多くの兵を統御するのに、少人数の兵を統御するのと同じ…
苦難は幸福の門 人が恐れきらっているのは苦難である。昔の人達は苦難(くるしみ)は悪魔の仕わざだと見て、忌みきらった。しかし今や、苦難は、生活の不自然さ、心のゆがみ映った危険信号であり、ここに幸福に入る…
まず己が動く 人が二人以上寄ったとき、勝手にやっていては合わぬ。 「綱引き」など、団体競技は、皆が心がそろい、力が合うことが勝つ要件である。メンバーの中に強い者があっても、そろわぬと負ける。 一つにな…