戦道必ず勝たば、主は戦う無かれと曰うとも、必ず戦いて可なり。(地形)|6月6日
Release: 2020/06/06 Update: 2020/06/06
戦道必ず勝たば、主は戦う無かれと曰うとも、必ず戦いて可なり。(地形)
戦道必勝、主曰無戦、必勝可也。
「必ず勝つという見通しが立てば、たとえ主君が戦うなといっても、戦ってよい」
これも前日の文章をふまえている。
”戦道”とは前述の”道”をさしている。
先に、”地形を利用し、敵情を察知して作戦計画をたてるのが将軍たるものの”道”と強調しており、戦道とはこれをさしていると考えられよう。
このいくさの道に照らし合わせて”勝つ”という見通しを立てられるなら、断固として戦争を始めてよい。
6月6日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
主君が戦うなといっても戦う、逆に戦えといっても戦わない。
どちらにしてもここまでやるのは兵士の命、国民の生命や生活を守ることが大前提だからでしょうね。
やはり明確な目標をもつことはとても大事です。
なんのために戦うのか。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
信とは 「信」とはこの天地人生の真実を、一々中身のせんぎ立てをしないで丸受け取りに受け取ることです。すなわちまた、この天地人生の実相をつかんだ人の言葉を、素直に受け入れるということです。【271】 #…
くくりつける くくりをつけ得ない人は、今取り扱っている物を、またその仕事を、キャッチ出来ない人である。後始末をつけるのは、その物(その仕事)に日日の区切りをつけ、しまりをつけるばかりではなく、それがそ…
孔子、春秋を成して乱臣賊子懼る。(滕文公下九章) 【訳】 孔子が『春秋』を作られたので、世を乱す家臣や親にそむく子らは、自分の非を恥じ、かつ恐れるように(なり、悪いことをしなく)なった。 孟子一日一言…
これがよい ある家庭の実話である。半年くらい前、ある事情から家屋敷を他人にゆずった。家人たちも悲しみにとざされた。 かくして幾日かのもだえの後、「これがよいのだ」と思い至った主人は、一家の人たちにこれ…
交渉の心構え 一つの使命を持った交渉にあたるときは、その目的をしっかりと肚にいれることが第一そういう目的のために行うことを、準備する。そうしてすっかり忘れる。 向こうについたときは、「なんのために来た…