心の隙
Release: 2022/10/18 Update: 2022/10/18
心の隙
目下の者が甘えるとか、さらにはつけ入るなどということは、結局は上の者の方が、先に心の隙を見せるからです。【223】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
たしかに世の中必ず上下が出来るのは道理というものですよね。
平らなものでも立てると上下が出来るかのように先に生まれるということだけでも上下ができます。
そのようなもので必ず出来るものなのに、そこに上位者が勘違いをするというのは問題も多い。
しかし、心の中ではそのような態度でありながら、それを見せないところが大切なようです。
このような一つひとつの態度を考えることが修養の基本なのでしょうね。
たった一言について考える。
心には思いやりを持ちながら態度としてはあまり出さない。
このようなことが出来ないと人は育たないのかもしれません。
関連コンテンツ
わかい女性が、男子に対していかに無知かということは、言うなれば男の見分け方を知らないからとも言えましょう。かりに今一人の女定員なり女事務員なりが、一つの会社に勤めることになった際、とかく女の人は、最…
目下への謙遜 謙遜は、ひとり目上の人とか、ないしは同輩に対して必要なばかりではなく、むしろそれらの場合以上に目下の人に対する場合に必要な徳目だともいえましょう。【205】 #修身教授録一日一言 #森信…
知りにくい自己を知る お互い人間というものは、自分の姿が一ばんに見えないものであります。したがって私達の学問修養の眼目も、畢竟するに、この知りにくい自己を知り、真の自己を実現することだと言ってもようで…
「われわれ人間は実行しない限り、実は全然知らないのと同じだ」と王陽明という中国の哲人の教えですが、われわれ人間は、頭の中でどんなにリッパなことを色々考えたとしても、実地にそれをやらなかったとしたら、そ…
われわれ人間が禽獣と異なるゆえんの真の根本は、結局理智の奧底にあって、常に理智を照らして導くところの、真の人生の叡智でなくてはならぬでしょう。すなわちわれわれ人間に、真の正しい生き方を教える真の叡智で…