老木の味わい
Release: 2022/12/05 Update: 2022/12/05
老木の味わい
私は老木を見ることが好きであります。鬱然たる老木の姿に接する毎に私は、そこに完成せられた人間の内面的な消息を、まざまざと形の上に見る思いがするわけです。同時にまた、自分も年老いたならば、あの老木の持つような味わいを、多少なりともわが身の上に得られるようでありたいと思うのです。【404】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
人間だれしも年をとるわけですが、なかなか老木のようなわけにはいきませんね。
ある程度の年齢になった時どんな言葉を自分の中にもっているかも重要な気がします。
人間はなかなか変わることはできませんが努力することは必要だと思います。
それには積極的な読書などが必要なのでしょうね。
有名な老木を散策してみるにもいかもしれません。
そういう心の余裕が必要です。
関連コンテンツ
われわれ人間は一生のうちに、少なくてとも三度偉人の伝記を読むべき時期があると思うのであります。そしてその第一は、小学校の五・六年から中学。高校時代に掛けての時期であり、第二は、三十代の前半から後半に掛…
女性のねうちは、男性のように、一つの事に専門的に通じるということではなくて、端的に申せば家事が巧みであるということが最も大切なことともいえますでしょう。例えばきれい好きで掃除整頓が上手な上に、料理が…
負けじ魂を燃やせ 実際修養ということさえ、ある意味では負けじ魂がなければ、なかなかできるものではありません。その点からは、偉人とは道を履み行う上で、何人にも負けをとるまいと、生涯覚悟して生き貫いた人と…
下坐行① われわれ人間も、どうしても真実を積まねばならぬわけですが、しかし事を積むには、まずどの土台からして築いてかからねばなりません。では人間を鍛えていく土台は、一体どういうものかというに、私はそれ…
どのように廊下を歩むか、また階段の昇り降りをどのようにするのか、その一歩一歩が真の修養です。また不浄へ行く出入りの一々、また道を歩くにはどのように歩くか、電車に乗ったらどのように腰をかけるか、また立…