赤子を保んず|3月27日のことです。
Release: 2018/03/27 Update: 2018/03/27
儒者の道は古の人赤子を保んずるが若しと。( 滕文公上五章)
じゅしゃのみちはいにしえのひとせきしをやすんずるがごとしと。(とうぶんこうかみだいごしょう)
【訳】
儒者の道では、古の聖賢が(人民を治めるには)あたかも母親が自分の赤子を保護するようにするという。
孟子一日一言。3月27日のことです。
たくさんの人の指導というのは母親の愛のような無償のものが必要なんですね。
人を動かす人間というのはまさしくこういう人でなければなりません。
私利私欲の人には人間はついてこないというのは普通に考えればあたりまえのことですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
心の害と為すなくんば 豈に惟だ口腹のみ飢渇の害あらんや、人心も亦皆害あり。人能く飢渇の害を以て心の害と為すなくんば、則ち人に及ばざるを憂と為さず。(尽心上二十七章) あにただこうふくのみきかつのがいあ…
勢を忘れる 古の賢王は善を好みて勢を忘る。古の賢士何ぞ独り然らざらん。其の道を楽しみて人の勢を忘る。(尽心上八章) いにしえのけんおうぜんをこのみていきおいをわする。いにしえのけんしなんぞひとりしから…
怒を藏さず、怨を宿めず 怒を藏さず、怨を宿めず。(万章上三章) 【訳】 (心ある立派な人は)怒る時には怒って、その怒りを隠さない。しかし、その怒りをいつまでも根にもつことはない。 〇松陰は、「もしも他…
天の将に大任を① 舜の畎畝の中より発り、傅説は版築の間より挙げられ、膠鬲は魚塩の中より挙げられ、管夷吾は士より挙げられ、孫叔敖は海より挙げられ、百里奚は市より挙げられる。(告子下十五章) しゅんはけん…
大人の事あり、小人の事あり 大人の事あり、小人のことあり。(滕文公上四章) たいじんのことあり、しょうじんのことあり(とうぶんこうよんしょう) 【訳】 (世の中には)人の上に立って政治をする(人君など…