自然力を取り戻す|3月30日のことです。
Release: 2018/03/30 Update: 2018/03/30
ネズミは火事のある前はすでに宿がえをして一匹もいない。鳥はその年の暴風を予知して、高い所に巣はつくらぬ。
動物は自然生活をしているからである。自然法のまにまに少しも我見我意をさしはさまぬ。その時、大宇宙意志そのままのすばらしい自然力が通ってくる。
私ども凡人も、その生活を自然にかえして無理を止めわがままほうだいを止めると、正しい生活原理がはっきりとわかって、文化人としての高い心境に常任することができる。それはだれでも、その生活を自然に引きもどし修練しただけ、そうなれる。
丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、3月30日の言葉です。
動物の生活を見てみますと日の出と共に起き、暗くなると行動を止める。
おなかが空くと食べる。
なかなか難しいことではありますが、心がけるということや考えることは出来そうです。
人間はわがままです。
わがままを少しづつやめることは必要でしょうね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
一日に二回揮毫(きごう)する 起床・洗面の後、東天を拝し、おもむろに筆硯(ひっけん)に対して正坐揮毫(せいざきごう)の三十分間、また就寝前の一時間、全く一日の労を忘じて机に向かい、左に古人の法帖を開き…
永遠の栄え 一本の木、それは花を開き、実を結ぶ。そこに寄る虫、飛ぶ鳥、それがまた各々一つ一つの生命に、見事に統一されている。 木の下に石がある。その石が一つの力で形を成し、かたさを保つ。それが土地と岩…
人生の波動 海水は満ちたり引いたり、波は高く山になり深く谷になる。時計の振り子は、右だけに振ることはない、必ず左にも同じように振る。人は呼吸する。はく息とすう息と、同じ力で同じ早さで反対に動く。 世は…
仕事が面白い 遠路を歩んで疲れそうになると、歌を歌う。田植えの時でも、「今日はこれだけは」と必死になる時、田植え歌を始める。すると、急に能率があがり疲労も少ない。 それは仕事が面白くなるからである。す…
清貧を楽しむ 古来、官史・教育家、その他いわゆる俸給者は、多くの物質をもつと、だらだらするのである。それは、物質のかかわりない生活をすべき天職にあるからである。 官史や学校の先生や警察官なんぞが、富商…