道の由らざるを悪む|4月3日のことです。
Release: 2018/04/03 Update: 2018/04/03
古の人未だ嘗て仕ふるを欲せずんばあらざるなり。亦其の道に由らざるを悪む。(滕文公下三章)
いにしえのひといまだかつてつかうるをほっせずんばあらざるなり。またそのみちによらざるをにくむ。(とうぶんこうしもさんしょう)
【訳】
古の君子も仕官を希望しない者はなかった。ただ、仕官するのに正しいやり方によらないのをにくみ、嫌ったのである。
〇松陰は、「『道に由る、道義にのっとる』とういうことが要旨である」と記している。
4月3日の孟子一日一言です。
ものごとには正しいやり方というものがある。
ものの道理。
正しい筋道ということがあるのでしょうね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
恭・敬 難きを君に責むる、之れを恭と謂ひ、善を陳べ邪を閉づる、之れを敬と謂ひ、吾が君はずと謂ふ、之れを賊と謂ふ。(恭・敬) かたきをきみにせむる、これをきょうといい、ぜんをのべじゃをとづる、これをけい…
補ひ・助く 春は耕すを省みて足らざるを補ひ、秋は斂むるを省みて給らざるを助く。(告子下七章) 【訳】 春は耕作の状況を見て、種の不足などを補う。秋は収穫の状況を見て、道具や人手不足などを補い、助ける。…
感激の永続は難しい 諸君らも、かような(感動的な話を聞かされた場合にはそれに感動もし、またその場では一応決心もされるでしょう。しかしいったんその場を去れば、多くはたちまち忘れてしまって、その感激は永続…
王者の師 王者起るあらば必ず来りて法を取らん。是れ王者の師たるなり。(滕文公上三章) おうじゃおこるあらばかならずきたりてほうをとらん。これおうじゃのしたるなり。(とうぶんこうだいさんしょう) 【訳】…
「肚をすえる」などと申しますと、まったく非合理的なコトバとして歯牙にもかけない人もおありでしようが、人間は観念では救われないもので、観念が肉体化せられなくては、運命超克の一路はひらかれないのであります…