誰れと与にか不善を為さん|4月9日のことです。
Release: 2018/04/09 Update: 2018/04/09
子は薛居州を善士なりと謂ひ、之れをして王の所に居らしむ。王の所に在る者、長幼卑尊、皆薛居州ならば、王は誰れと与にか不善を為さん。(滕文公下六章)
しはせっきょしゅうをぜんなりといい、これをしておうのところにおらしむ。おうのところにあるもの、ちょうようひそん、みなせっきょしゅうならば、おうはだれとともにかふぜんをなさん。(とうぶんこうしもろくしょう)
【訳】
あなたは薛居州を立派な人物であるとして、宋王の側近とした。王の御側にいる者が年齢の長幼や出自の卑尊を問わず、誰もが皆薛居州のような人物であれば、王はいったい誰とともに不善をするであろうか。不善などせず、いやでも善をなすようになる。
孟子一日一言、4月9日のことです。
周りにいる人によって変わるということはあると思います。
会社でいうとイエスマンばかりではその会社はきっと間違った方向に進む時があるでしょう。
上に立つ人間は人を良く見なければなりませんね。
今日の一日がんばります。
関連コンテンツ
欲はあってよい 人間は欲心に満ちていて、それでよいのである。かりに気候がよく、食物を居ながらにして得られ、着物もいらぬとしたら、何を楽しんで働こう。文化といったようなことは何一つ栄えず、原始の世界が、…
柳は緑、花は紅 お堀端に、柳の糸が春風に吹かれて、薄緑の若芽をしなやかに波打たせる。花屋のウインドーには、真赤なガーベラの花が束ねられて、花瓶にさしてある。「柳は緑、花は紅」 もともと物そのものは、美…
芸術道は鍛錬道 すべて我が国に生まれた芸術道は、いずれも捨我精進の鍛錬道でないものはありません。我が書道もまた、至純なり滅私錬成の芸術道であることは、いうまでもありません。 まず、机の前に端座する、筆…
人生真の喜びは、働きにある。真の働きは、己の聖職のほかにはない。ただ清き天職の中にある。その働きこそ、人生最高至上の喜びである。 このはたらきの前には病も消え失せ、貧乏は姿は消し、その他一切の不幸が陽…
人間の修養は一つずつである。その時その時、自分の為にすべきことを正確に行うことである。 運命を創る100の金言 #運命を創る100の金言 #森信三 自分の心模様に気をつけていく。かなり出来…