惟だ仁者は宜しく高位に在るべし|4月17日のことです。
Release: 2018/04/17 Update: 2018/04/17
惟だ仁者は宜しく高位に在るべし
惟だ仁者は宜しく高位に在るべし。不仁にして高位に在るは、是れ其の悪を衆に播するなり。(離婁上首章)
ただ、じんしゃはこういにあるべし。ふじんにしてこういにあるは、これそのあくをしゅうにはするなり。(りろうかみしゅしょう)
【訳】
ただ心ある仁者だけが人君の高い地位にいるべきである。仁のない者が高い地位にいれば、害悪を天下の民衆にまき散らすこととなる。
4月17日、今日の孟子一日一言です。
そうなんですが、とても難しいことなんでしょうね。
偉い人こそ仁の心があればいいのですが、上に上がれる人は要領がいいものです。
そう簡単にはいかないのが人間社会なんでしょうが明日は良くなると信じたいですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
三軍の事を知らずして、三軍の政(まつりごと)を同じくすれば、則ち軍士惑うかな。(謀攻) 不知三軍之事、而同三軍之政者、則軍士惑矣。 「その二は、軍の内部事情もわきまえないくせに、軍政に干渉し、将軍と同…
何も心に止めぬ、残さぬ、ためぬ。いつも心を空にしている。 思ったらする、気づいたら動かす。 その時その場、いつも自然に、命一ぱいに、豊かに生きている。 不安もなく、不足もなく、朗らかに、和やかに、働く…
人間の正味三十年 人間の一生は、相当長く見積もっても、まず七十歳前後というところでしょうが、しかしその人の真に活動する正味ということになると、まず三十年そこそこのものと思わねばならぬでしょう。一口に三…
人生の二大根本真理 この「人生というものは二度くり返し得ないものだ」ということと、もう一つは、われわれ人間は、いつ死なねばならぬかわからぬという、人生に関するこの二大根本真理が、心の底でガッチリと切り…
(狂者)掩はざる者 其の志嘐々然として、曰く、古の人、古の人と。夷かに其の行いを考ふれば、掩はざる者なり。(尽心下三十七章) そのこころざしこうこうぜんとして、いわく、いにしえのひと、いにしえのひとと…