恭・敬|4月19日のことです。
Release: 2018/04/19 Update: 2018/04/19
恭・敬
難きを君に責むる、之れを恭と謂ひ、善を陳べ邪を閉づる、之れを敬と謂ひ、吾が君はずと謂ふ、之れを賊と謂ふ。(恭・敬)
かたきをきみにせむる、これをきょうといい、ぜんをのべじゃをとづる、これをけいといい、わがきみあたわずという、これをぞくという。(りとうかみしゅしょう)
【訳】
「困難な先王の道の実践を主君にうながし、のぞむことを(表面は逆らっているように見えても)本当の恭という。よき意見を述べて主君のよこしまな心を未然に防ぎとめることを敬という。(これに反し)我が主君ではとてもだめだと見限って、善政を進めないことを賊(逆臣)という」というのである。
4月19日、孟子一日一言、今日の言葉です。
このような部下がもしいるとするならば大事しないといけません。
受け入れる器量を教育するのも大事です。
ナンバー2はこのような厳しめの人がいいのでしょうね。
あきらめずにやることの大切さも感じます。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
勢を忘れる 古の賢王は善を好みて勢を忘る。古の賢士何ぞ独り然らざらん。其の道を楽しみて人の勢を忘る。(尽心上八章) いにしえのけんおうぜんをこのみていきおいをわする。いにしえのけんしなんぞひとりしから…
大を養ふ者は大人となる 其の小を養ふ者は小人となり、其の大を養ふ者は大人となる。(告子上十四章) そのしょうをやしなうものはしょうじんとなり、そのだいをやしなうものはたいじんとなる。(こくしかみじゅう…
趙孟―貴くする所・之れを賤しくす 趙孟の貴くする所は、趙孟能く之れを賤しくす。(告子上十七章) ちょうもうのとうとくするところは、ちょうもうよくこれをいやしくす。(こくしかみじゅうななしょう) 【訳】…
能者之に従ふ 羿は拙射の為めに其の彀率を変せず。君子は引きて発せず、躍如たり。中道にして立ち、能者之に従ふ。(尽心上四十一章) げいはせっしゃのためにそのこうりつをへんせず。くんしはひきてはっせず、や…
中を執りて権なき―道を賤ふ 中を執りてて権なきは、猶ほ一を執るがごときなり。一を執るを悪む所のものは、其の道を賤ふが為なり。一を挙げて百を廃ればなり。(尽心上二十六章) ちゅうをとりてけんなきは、なお…