危機に直面したとき|4月28日のことです。
Release: 2018/04/28 Update: 2018/04/28
危機に直面したとき
何十年間築き上げた事業が、ここ数日の 後人手に渡るというところに、たずねて来た旧友があった。ようすを一通り聞いた後、面を輝かして言った。「はだか一貫で始めたことじゃないか。全部捨ててしまっても、もともと通りだ」
こう言われて、その男は、詰めかけていた関係者に、事情を一切さらけだした。関係者一同協議した結果、更に援助するという、今迄とは反対の議が決定した。
しがみついてみると、物事はいよいよ自分をはなれて行く。思い切って捨ててしまうと、かえって我が身にもどって来る。
丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、4月28日のことです。
万物生々、物はこれを生かす人に集まるですね~。
たらいの水の例話をあらためて感じます。
自分の方に水をかき寄せると向うににげる。
人のためにと向うに押しやれば、自分に戻る。
自分の仕事に対する感覚がこれかもしれないと感じました~。
自分じゃなきゃできないような感覚こそが問題かもしれません。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
涙の調教を経た愛 涙の調教を経ない、いわゆる愛は、山から捕えてきたばかりのサルのように、どこにかみつくかわからない。 愛は、人間のものにならなければならぬ。 愛が人間のものとなってくると、まずにじみ出…
己を尊ぶ 己を尊ばなければいけない。 いつでも諸君は、卑下してはならない。 自分の言うべきところ、立つべきところは、一歩も後に退いてはなりません。これが己を尊ぶということである。 己を尊ぶときに、人様…
大きい動きにのる 人生は一つのリズムに乗って生活している。 大きい動きに、のることである。そのときそのとき、天候気候・自然・人事・心の動きのただそのままに、すべての現象に泰然として乗り、自若として居る…
人々己れに貴きもの 人々己れに貴きものあり、思はざるのみ。(告子上十七章) ひとびとおのれにとうときものあり、おもわざるのみ。(こくしかみじゅうななしょう) 【訳】 人間は誰も皆自分自身の中に貴いもの…
為さざる所を為すなく、其の欲せざる所を欲するなし 其の為さざる所を為すなく、其の欲せざる所を欲するなし。此く如きのみ。(尽心上十七章) そのなさざるところをなすなく、そのほっせざるところをほっするなし…