自暴・自棄|4月30日のことです。
Release: 2018/04/30 Update: 2018/04/30
自暴・自棄
言・礼儀を非る、之れを自暴と謂ひ、吾が身仁に居り義に由る能はずとする。之れを自棄と謂ふ。(中略)哀しいかな。(離婁上十章)
げん、れいぎをそしる、これをじぼうといい、わがみじんにおりぎによるあたわずとする、これをじきという。かなしいかな。(りろうかみじゅっしょう)
【訳】
口を開けば礼儀を非難するような者を自暴(やけくそ)といい、自分はとても仁を行い義によって行動することはできないというような者を自棄(捨てばち)という。(中略)何と悲しむべきことではないか。
4月30日、孟子一日一言、今日の言葉です。
自暴自棄という言葉は孟子様からいているのでしょうか。
なげやりになってしまう人は出来ない状態が繰り返される状況にある。
出来ないことを出来るようにするためにはやはり繰り返すことしかないよう感じます。
思いやることも正しい行動をすることも絶対的に必要。
出来ない選択をすることではないと思います。
常に自暴自棄にならぬように気を付けたいです。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
善戦者は上刑に 善戦者は上刑に服し、諸侯を連ぬる者は之に次ぎ、草莱を辟き土地に任ずる者は之に次ぐ。(離婁上十四章) ぜんせんしゃはじょうけいにふくし、しょこうをつらぬるものはこれにつぎ、そうらいをひら…
殷鑒遠からず 詩に云ふ。殷鑒遠からず。(離婁上二章) しにいう。いんかんとおからず。(りろうかみにしょう) 【訳】 『詩経』に、「殷の紂王の戒めは遠い昔のことではなく、極めて近い、夏の暴君桀王の時にあ…
儒者の道は古の人赤子を保んずるが若しと。( 滕文公上五章) じゅしゃのみちはいにしえのひとせきしをやすんずるがごとしと。(とうぶんこうかみだいごしょう) 【訳】 儒者の道では、古の聖賢が(人民を治める…
敢へて諸侯に見えざるは礼なり 国に在るを市井の臣と曰ひ、野に在るを草莽の臣と曰ふ。(中略)敢へて諸侯に見えざるは礼なり。(万章下七章) 【訳】 まだ仕官していない人で、都に住んでいるものを市井の臣とい…
古の君子は其の過や日月の食の如し。民皆之を見る。其の更むるに及びてや、民皆之れを仰ぐ。今の君子は豈に徒に之れに順ふのみならんや。又従つて之が辞を為る(公孫丑下九章) いにしえのくんしはそのあやまちやじ…