後には引かぬ覚悟|5月6日のことです。
Release: 2018/05/06 Update: 2018/05/06
後には引かぬ覚悟
「びんぼう」の苦しさ、これは実は自分で苦しんでいるので、苦しみそのものがあるのではない。
配給をうける金がない・・・ではおことわりしよう。今夜のパンがない・・・では食べずに水を飲んでいよう。
これだけの落ち着きをもって、その場・その時にどかんと坐って、「一歩も後には引かぬぞ」と平気で暮らしていれば、必ず道が開ける。常に開ける。これは、わが民族の生活体験である。
「窮すれば通ず」出家・雲水の修行も、これをつかむが一つの目的である。
丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、5月6日の言葉です。
平和で暮らしやすい今を幸せに感じなければいけませんね。
苦境に落ちた時に道が開けてくる。日本人は経験していることです。
本当は、人間の歴史そのものがそれの繰り返しで今のような進化を遂げているとも考えられます。
心さえ決まればどうにでもなる。
病気になっても生きるという意志の強い人は生きられるというのもあります。
覚悟をもって今を生きなければなりませんね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
「大我」と「小我」 人には互いに助け互いに思う、二つの我がある。 「大なる我」は常に、国家にあり、民族にあり、世界にあり、文化にある。 「小なる我」は、おのおのその職場にあり、その仕事をはたらき、日々…
命名の意義 わが国では、昔から、造った品に名をつけていました。刀で申しますと、「菊一文字」とか、「浪切丸」とかいうのがあります。 人間の名づけは、元服の式、命名の式になります。一人前になったという印に…
本業の覚悟 自分の生命をかけての本業、これはたとえどんなことがあっても微動だもしてはならぬ。すべての勢力を傾け、研究をつくし、身をもって実行して、これについての勉強ぶりは天下何人にもひけをとらぬ、とい…
うるわしい愛 世にいう青年の恋愛、命をかけて恋い慕う情熱。これは、愛の燃えたった絶頂ではなくて、実は出発なのです。真の夫婦の間に生まれる愛情は譬えようも考えようもない、うるわしく、ゆかしいものです。…
君子は天を怨みず、人を尤めず。(公孫丑下十三章) 【訳】 心ある立派な人は、どんなことがあろうとも、天を怨んだり、人をとがめたりはしない。 〇松陰は「心ある立派な人の心は、二つの面がある。その一つが、…