餔啜するのみ|5月13日のことです。

餔啜するのみ
楽正子に謂つて曰く、子の子敖に従ひて来るは、徒に餔啜するのみ。我れ意はざりき、子古の道を学びて而も以て餔啜せんとは。(離婁上二十五章)
がくせいしにかたっていわく、しのしごうにしたいてきたるは、いたずらにほせつするのみ。われおもわざりき、しいにしえのみちをまなびてしかももってほせつせんとは。(りろうかみにじゅうごしょう)
【訳】
(孟子が門人である)楽正子にいわれた。「お前ともあろう者が、(私が以前から嫌いな)子敖のお供をして魯国からやって来たのは、ただ道中の飲み食いの便宜を得るためであろう。私は、古の聖賢の道を歩んできたお前が、ただ、飲み食いの便宜のために(子敖のような者に)随行して来るとは、夢にも思わなかったぞ」と。
孟子一日一語、5月13日、今日の言葉です。
楽正子というお弟子さんに大きな期待を寄せていたんですね。
なので叱咤したというところなのでしょうか。
付き合う人間も気をつけなければいけないということなんですね
孟子様ですら人のことをこういう風にいうのですから人間の好き嫌いというのはあるんですね。
子敖という人はよほど駄目な人だったんでしょうね。
今日も一日がんばります。