三有礼|5月17日のことです。
三有礼
故ありて去るときは則ち君人をして之れを導きて彊を出でしめ、又其の往く所に先だたしむ。去りて三年返らずして、然る後に其の田里を収む。此れを之れ三有礼と謂ふ。(離婁下三章)
ゆえありてさるときはすなわちきみひとをしてこれをみちびきてさかいをいでしめ、またそのゆくところにさきだしたしむ。さりてさんねんかえらずして、しかるのちにそのでんりをおさむ。これをこれさんゆうれいという。(りろうしもさんしょう)
【訳】
何らかの理由で家臣が国を去らなければならなくなった時には、君主は使者に案内させて国境まで見送らせ、また、行く先々に使者を派遣して、(家臣の評価の高さを伝え、そこで)お仕えできるように計る。更に(その家臣)三年待っても帰らない時に、はじめてその家臣の土地や住居を没収する。このやり方を三有礼という。
孟子一日一言、5月17日、今日の言葉です。
部下がもしやめるという時、礼をつくすということが大事なんでしょうね。
徳というのはこのような積み重ねが大事なんだと思います。
たくさんの時間とお金をかけた人が去るというときは三有礼を思い出さねければいけませんね。
人それぞれいろいろな事情があるものです。
より良い人間関係が大事ですね。
今日も一日がんばります。