君、仁なれば|5月19日のことです。
Release: 2018/05/19 Update: 2018/05/19
君、仁なれば
君、仁なれば(民)仁ならざるはなく、君、義なれば義ならざるはなし。(離婁下第五章)
きみ、じんなれば(たみ)じんならざるはなく、きみ、ぎなればぎならざるはなし。(りろうしもだいごしょう)
【訳】
君主が仁の心をもっていれば、人民は皆感化されて仁の人とならない者はない。君主が義の心をもっていれば、人民は皆感化されて義の人とならない者はない。
5月19日の孟子一日一言です。
だれでも自分がリーダーという気持ちを持たなければいけませんね。
自分が君主じゃないから関係ないということではないと思います。
自分から思いやりの気持ちをもち、正しいことを実践していく。
そんな気持ちで孟子は読まなければいけない気がします。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
怒を藏さず、怨を宿めず 怒を藏さず、怨を宿めず。(万章上三章) 【訳】 (心ある立派な人は)怒る時には怒って、その怒りを隠さない。しかし、その怒りをいつまでも根にもつことはない。 〇松陰は、「もしも他…
其の道を知らざる者衆きなり 之を行ひて、著ならず、習ひて察ならず、終身之に由れども、其の道を知らざる者衆きなり。(尽心上五章) これをおこないいて、あきらかならず、ならいてつまびらかならず、しゅうしん…
古の人未だ嘗て仕ふるを欲せずんばあらざるなり。亦其の道に由らざるを悪む。(滕文公下三章) いにしえのひといまだかつてつかうるをほっせずんばあらざるなり。またそのみちによらざるをにくむ。(とうぶんこうし…
其の有に非ずして之れを取る者は 夫の其の有に非ずして之れを取る者は盗なりと謂ふは、類を充めて義を尽くるに至るなり。(万章下四章) かのそのゆうにあらずしてこれをとるものはとうなりというは、るいをひろめ…
教ふるに人倫を以て 人の道あるや、飽食暖衣、逸居して教なければ、則ち禽獣に近し。聖人之れを憂ふるあり、契をして司徒たらしめ教ふるに人倫を以てして、父子親あり、君臣義あり、夫婦別あり、長幼序あり、朋友信…