丸山敏雄

まず己が動く|3月27日のことです。

丸山敏雄 2019/03/27公開

まず己が動く 人が二人以上寄ったとき、勝手にやっていては合わぬ。 「綱引き」など、団体競技は、皆が心がそろい、力が合うことが勝つ要件である。メンバーの中に強い者があっても、そろわぬと負ける。 一つにな ・・・

成功者を支える妻|3月26日のことです。

丸山敏雄 2019/03/26公開

成功者を支える妻 貧乏画家、池大雅の家に来客がとまった。夜半、別室で紙がガチャガチャと鳴る音がする。 翌朝たずね聞くと、夫婦の休むフトンがないので画の用紙をかさねて、その中にもぐりこんでいたのである。 ・・・

悪口|3月25日のことです。

丸山敏雄 2019/03/25公開

悪口 いつも私の悪口をいう人がある。一度聞きたいと思うが、真実はわからぬ。 まってくれよ、それがもし、事実とすれば、その人の方が正しい。もしまた事実でない悪宣伝をしているとしたら、向こう様こそまちがい ・・・

俸給の額|3月24日のことです。

丸山敏雄 2019/03/24公開

俸給の額 永い目で広く世の中を見ていると、能ある人は隅にかくれてはいない、つまらぬ人間が高給はとらぬ。必ず自然にその人に適するように定まるものである。 少なくとも就職の当初は、これに満足しており、喜び ・・・

生命の糸 |3月23日のことです。

丸山敏雄 2019/03/24公開

生命の糸 春風をはらんで、青空高く、いくつかのタコがあがっている。タコは風のまにまに上がったり下がったりおよぎまわっている。しかし、いつも一本の糸によって持ち主の手につかまれている。 人もまたこのよう ・・・

生命の糸|3月22日のことです。

丸山敏雄 2019/03/22公開

生命の糸 家庭の不和も、事業の失敗も、時にふりかかる不時の災難も、一つとして、心のあやまり、生活不自然さを教える危険信号、そのまま幸福の門でないものはない。 人は本来、雑念を去り生活を自然にもどせば、 ・・・

生命の不滅|3月21日のことです。

丸山敏雄 2019/03/22公開

生命の不滅 生命の不滅というのことは、種において、族によって、祖孫を通じてはじめて不滅であって、祖先なき子孫はなく、子孫なくして生命の不滅なる理由がない。 宇宙の大生命は、不断の創造である、自在の生成 ・・・

真の働き|3月20日のことです。

丸山敏雄 2019/03/20公開

真の働き 私達は、今ここでこのまま人にかかわりなく、自分でできることを断乎として行なう、やってのける道が残されている。 「真の働き」とは、そうするだけで例外なく必ず結果が現れるという働きである。喜んで ・・・

創業の精神を貫く|3月19日のことです。

丸山敏雄 2019/03/19公開

創業の精神を貫く 創業の精神はあくまでかえてはならないのです。 といっても毎年毎月、同じことするのは間違いであります。自由闊達に端倪すべからざる営業ぶりをせねばなりません。働きぶりから、配置をけること ・・・

美しい食事|3月18日のことです。

丸山敏雄 2019/03/18公開

美しい食事 毎日毎日、それこそ何はしなくとも、これだけは欠かすことのできない食事について、正しい美しい人類の文化を、心ゆくまで味わい、保ってまいりたいと存じます。 これにつけても、食事をする室は寝室と ・・・