己をあざむく者は|9月19日のことです。
己をあざむく者は 約束の中で、最も破りやすく守りにくいのは、自分自身、「こうしよう」「これはすまい」と心にきめたきめごとである。 実は、一度口にした事、心にこうと定めた事は、宗教的に言えば神との約束と ・・・
己をあざむく者は 約束の中で、最も破りやすく守りにくいのは、自分自身、「こうしよう」「これはすまい」と心にきめたきめごとである。 実は、一度口にした事、心にこうと定めた事は、宗教的に言えば神との約束と ・・・
自分の本当の姿 世には「捨て身」などという言葉があって、そんな事ができれば偉そうに見えたりするが、実は人は、ほんとうは何も持っていないのである。 持っているように見えるものも、取ればなくなる、捨てれば ・・・
解決に一ばんよい時 何かしなければならぬ事情が起こる。それは、その時が、その事件の解決に一ばんよい時である。そしてそれをはずせば、その時は再び来ない。 しかし、実際やってみると、うまく行かぬ事がある。 ・・・
生命力を信じる 病気というものは、その人以外に、何人もそれをよくしてやあれるものではない。己の、生命力が、盛んになる生きる力が、自分で、よくなるのである。 自分を信ぜず、偉大なる大生命を信ぜず知らず、 ・・・
天職に捧げる一生 職業を持ち、これにすべての力をかけることが、人間の生きがいである。 鉄道線路の一つの踏切番を、四十年間務めぬいた人がある。私の叔母は八十四歳で、田舎家の台所で働き、家を愛し、田を守っ ・・・
悪習がなおった 老父が、飲酒の悪習があって困る。年は七十に近い。子夫婦も孫たちも飲酒を止めさせようとする。しかし祖父のくせは衰えるふうがない。 或る時、決心した。「老父に今さらこの風習を変えさせようと ・・・
書は心画 書は心画です。心の絵であり、心操の投影です。書道は、書を上手に書くようになろうというのでなくして、書という形象を一つの容器として、その書を紙の上に書いて、そこにあらわれている我が心を直してい ・・・
目的を貫く 自分を忘れて人のために働く、ただ人のためを思っての事業経営は、すべての人から喜ばれ、周囲の人から支えられ、助けられていく。 ゆえに、「この仕事は、あくまで、世のため人のためにするのだ」とい ・・・
正しく生きる 幸福は、人の生き方に相応して、自然に与えられるもの、すなわち、正しく生きておれば、四囲のものごと、ことごとくこれを助け支える。おしすすめる。 ちょうど、水の低きに向かって流れるとき、先頭 ・・・
過小・大 凱風は親の過小なるものなり。小弁は親の過大なるものなり。(告子第三章) がいふうはおやのあやまちしょうなるものなり。しょうばんはおやのあやまちだいなるものなり。(こくししもさんしょう) 【訳 ・・・