上兵は謀(ぼう)を伐(う)つ。其の次は校(こう)を伐つ。其の次は兵を伐つ。其の下は城を攻む。(謀攻)|1月25日
Release: 2020/01/25 Update: 2020/01/27
上兵は謀(ぼう)を伐(う)つ。其の次は校(こう)を伐つ。其の次は兵を伐つ。其の下は城を攻む。(謀攻)
上兵伐謀。其次伐交。其次伐兵。其下攻城。(攻城之法、爲不得已。)
「戦術上、最高の策とは、敵のはかりごとを見抜いてこれを挫折させることである。その次の戦術が、敵の同盟関係を断ち切りバックを切り離して敵を孤立させることである。その次が敵兵と戦火を交えることである。一番まずい策が敵の城を攻撃することだ。(つまり、敵の城を攻めるという戦術は、万策つくして後、止むなく用いる最後の手段である)」
かっこ内は、攻城の法は、已むを得ざるが為なり。と訓ずる。
1月25日、孫子・呉子(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
戦わないように常に頭をつかうことが大事ですね。
相手がどうしかけてくるかを想像しながらまずは戦意を無くさせる。
孤立させる。
城攻めが一番の愚策ということですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
人の地に入りて深からざるものを、軽地と為す。(九地) 入人之地而不深者、為軽地。 「他の国に攻め入ったが、まだあまり深く侵入していないばあい、その戦場となる地域を軽地という」”軽地”とは、他国に攻め入…
由りて入る所の者隘(せま)く、従(よ)りて帰る所の者迂にして、(九地) 所由入者隘、所従帰者迂、(彼慕可以撃吾之衆者、為囲地。) 「入る道は狭く、引き上げるには遠回りしなければならない、(だから、敵の…
凡そ兵を用するの法、将、命を君より受け、軍を合し衆を聚(あつ)め、和を交えて舎するに、(軍争) 凡用兵之法、将受命於君、合軍聚衆、交和而舎、(莫難於軍争、軍争之難者、以迂貸直、以患貸利。) 「そもそも…
兵は詐を以て立ち、利を以て動き、分合を以て変を為す者なり。(軍争) 兵以詐立、以利動、以分合爲變者也。 「作戦行動の基本は、敵をあざむくことである。有利な状況をつくりだして行動し、しかも、兵力を分散さ…
治を以て乱を待ち、静を以て譁(か)を待つ。此れ心を治むる者なり。近きを以て遠きを待ち、(軍争) 以治待乱、以静待譁。此治心者也。以近待遠、(以佚待労、以飽待飢、此治力者也。) 3月30日、商いの心一日…